東京ヒゴロ(3) (ビッグコミックススペシャル) [Kindle]

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  • 小学館 (2023年10月30日発売)
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みんなの感想まとめ

創作の苦悩と喜びを描いた物語は、漫画家や編集者たちの熱い想いを静かに、しかし深く心に響かせます。主人公の塩澤は、過去の失敗を経て再び漫画雑誌を創り出そうと奮闘し、旬を過ぎた漫画家や新たな才能と共に、真...

感想・レビュー・書評

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  • 沁みたあ、染み入ったよ……。漫画を愛し、自身の漫画雑誌を大手出版社で手がけてきた塩澤だったが、あまりにもコアな内容だったため、雑誌は売れず廃刊となってしまう。責任を取るかたちで出版社を辞職した塩澤は、それでももう一度漫画雑誌を創ろうと奔走するのだった……。”旬を過ぎた”とされる漫画家、才能があったにも関わらず描くことをやめてしまった漫画家、これから才能を開花させようとしている漫画家。そして彼らを支え、共に漫画を作っている編集者たち。本当にいい漫画とは、雑誌とは。塩澤の誠実すぎるほど誠実な人柄はこの漫画自体の「色」になっており、静かに、深く、熱い想いとして、私たち読者の心に染み込んできます。クリエイターは勿論のこと、何らかのかたちでもの作りに関わった経験がある人、創作の苦労を知る人ならきっとポロポロ涙が止まらなくなるような胸を打つ物語。そしてこれは創作する人への祝福としての物語でもあるのでしょう。全3巻で綺麗に完結しており、本当にすばらしい作品でした。たぶん今年読んだ漫画の中だと1番かな。松本大洋の作品群の中でも1番か2番目に好き。

  • ううううーん。とてもよかったけど、私は好きじゃない。

  • 正直、このような終わりを迎えるとは思えなかったが、現実ではなくこの世界は漫画の世界であったからのと「創造をする苦難の中に…その道程にこそ、喜びがあったのだと。」と述べてるので本質はそこでそれを十二分に伝えてきた漫画であったから腑には落ちる。「GOGOモンスター」のスーパースター然り本作の雨の描写が印象的で良きシーン。

  • 絵の雰囲気やキャラクターの抱える心象風景の表現は、さすがの松本大洋さん。
    スト―リーの山場をしっかり最後に持ってきて、余韻を残す最終巻。
    長作さんも、かっこいい。

  • ドンキホーテみたいだなあって思った。ドンキホーテをちゃんと読んだことないけど、夢想的だなと。

  • かつて栄えた老作家たちが自己憐憫を交歓する醜悪な物語だが、シンプルな語り口が奏功し、表現主義的な背景の一つ一つが滋味深く染みわたる

  • 待っていた3巻。読み終わりました。本屋に並んでいた単行本の1巻で出会い、中も見ずに購入。2巻、3巻と電子版ではなく紙の本で読みました。作者が何を書きたかった何て私には分かりませんが、物語として楽しめました。3巻で完結だったのですね。松本大洋の世界にどっぷり浸かって快適だったのですが。これで終わってしまうのが名残惜しいです。でもこれで完成しているのですから、蛇足はいらないのでしょう。個人の感想です。

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著者プロフィール

漫画家。代表作に『花男』『鉄コン筋クリート』『ピンポン』『GOGOモンスター』『竹光侍』『Sunny』『ルーヴルの猫』(すべて小学館)などがある。現在「東京ヒゴロ」、シリーズ「むかしのはなし」連載中。

「2022年 『劇場アニメーション「犬王」誕生の巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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