私が見てきた日本経済 (日本経済新聞出版) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 著者が2013年から連載していたエッセイを1冊にしたもの。
    著者は「平成の経済」の著者でもあり、これも読んだ。

    この本を個人的に表現するなら、清原達郎氏の「わが投資術」を元官僚らしいテイストで、経済分析について書いた本 という感じ。
    清原氏の著書も面白く読んだが、この本も非常に面白かった。
    経済白書をどのようにして作るのかが手に取るようにわかる。
    自分の頭じゃついていけなかったと思うけど、もしそんな機会があったらやってみたい仕事だったかも。
    経済白書に不良債権問題をどうやって盛り込んだかみたいな下りはかなりリアリティを感じて面白かった。

  • ふむ

  • 官庁アナリストという違和感ある呼称からあくまで政府の枠の中での言論・思考であることは明白だが、現代において経済企画庁のような組織が不要ないし必要性に乏しいことはよくわかった。

  • すごく興味深い本でした。
    本書は「官庁エコノミスト」であった方が、経済企画庁時代のお仕事の内容を、エッセイで連載した後に書籍化したものとありました。
    連載エッセイは、好評だったとの本書の記載通り、本書も実に読みやすく、なおかつ「官庁エコノミストのお仕事」の内容が良くわかるものとなっています。
    ややもすれば難しい「経済学」の話しになりやすい「日本経済」のお話しを、実にリアルかつやさしく説明されています。
    小生が読んできた「経済学本」の中でも、ピカ一に面白く時代の流れを描いた本と高く評価しますね。
    400頁近い本ですが、一気に読み終えてしまいました。
    本書で著者は、「官庁」を退職後に大学で教鞭をとるようになったと書いていましたが、今朝の新聞を開いたら1面の記事に「大正大学客員教授小峰隆夫」名でコメントが載っていました。
    まだまだ現役でご活躍の様子ですね。本書のようなわかりやすい本をもっと書いて欲しいと思いましたね。

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著者プロフィール

大正大学地域創生学部教授、日本経済研究センター研究顧問
1947年埼玉県生まれ。1969年東京大学経済学部卒。同年経済企画庁入庁、経済企画庁長官秘書官、日本経済研究センター主任研究員、経済企画庁調整局国際経済第一課長、調査局内国調査第一課長、国土庁審議官、経済企画庁審議官、経済研究所長、物価局長、調査局長、法政大学教授などを経て現職。

「2019年 『激動の平成 日経 平成三部作』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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