王の綽名 (日本経済新聞出版) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 時代順に各王様の綽名が面白おかしく書いてある。王の肖像画や家系図、地図などがあれば、より親切だったかもしれない。

    でも、スマホで検索して、補いながら読めたので、より能動的な読書になった。

    特に青歯王のところが面白く、とても印象に残った。またゲルマン民族が、子どもに財産を割っていくので、ヨーロッパのように小さな国が乱立している下地になったのかと知ると、とても面白かった。

  • 他でも指摘されていたが、世界史に通じているわけでもない身からすると、肖像画などのビジュアル面での補完があってもよかったように思う。

    語り口はウィットに富んでいて、なるほど作者が歴史研究者というよりかは小説家(とはいえ専門的な研究に通じていたらしい)であることがこのような書物に結実したらしいと知る。

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著者プロフィール

佐藤賢一
1968年山形県鶴岡市生まれ。93年「ジャガーになった男」で第6回小説すばる新人賞を受賞。98年東北大学大学院文学研究科を満期単位取得し、作家業に専念。99年『王妃の離婚』(集英社)で第121回直木賞を、14年『小説フランス革命』(集英社/全12巻)で第68回毎日出版文化賞特別賞を、2020年『ナポレオン』(集英社/全3巻)で第24回司馬遼太郎賞を受賞。他の著書に『カエサルを撃て』『剣闘士スパルタクス』『ハンニバル戦争』のローマ三部作、モハメド・アリの生涯を描いた『ファイト』(以上、中央公論新社)、『傭兵ピエール』『カルチェ・ラタン』(集英社)、『二人のガスコン』『ジャンヌ・ダルクまたはロメ』『黒王妃』(講談社)、『黒い悪魔』『褐色の文豪』『象牙色の賢者』『ラ・ミッション』(文藝春秋)、『カポネ』『ペリー』(角川書店)、『女信長』(新潮社)、『かの名はポンパドール』(世界文化社)などがある。

「2023年 『チャンバラ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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