君と宇宙を歩くために(1) (アフタヌーンコミックス) [Kindle]

  • 講談社 (2023年11月22日発売)
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  • 生きづらさを感じるのが人の中なら、その生きづらさを克復する為のヒントや、頑張ろうと思えるトリガーもまた人の中にある。

  • あー、偶然に感謝。
    ふ、と手にとった漫画だったのですが、1巻から泣きました。感動しまくりました。

    道徳の授業が姿を消し、信仰は曖昧になり、手がかりのないまま多様性の時代を生きる今のティーンエイジ達は、こんなふうなことを悩み、育っていっているんだと感じさせてくれる作品でした。
    もはや
    「みんなと仲良くしよう!仲間はずれは作らない!」
    の標語だけじゃ、どうにもならないのですねー。

    ええ、あの頃だって決してうまくいっていたわけじゃないんです。いろいろみんなあきらめて、妥協して生きていただけで。
    そしていつの時代も、友達って、他人が決めるものじゃなく、自分で決めて作っていくものなのです。

    (ダサくて
    いいんだ
    それで
    そのあと
    良くなるなら

    俺 出来ないこと
    多いんだなーって
    認めるのは
    ハズかったけど

    でも
    それがわかって
    向き合ってる
    今のほうが…

    なんかさ
    たのしーんだ)

    主人公の一人、小林くん語録の一部です。
    なんだろう、この率直さ。シビレるなー。アオハルだなー。

    素読や道徳の授業をご記憶の皆様、金八先生に涙した方々、ぜひともこの本を手にとり、味わい、世代を超えて語り合ってみてください。
    そして共にこの宇宙を歩いていきましょう。

  • まんが大賞をとった「君と宇宙を歩くために」
    ニュースで流れてきて、出版社のホームページで少し読んだところで、もっと先も読みたい、と思い、本屋さんで早速買って読みました。
    私としてはすごくいい!
    まだ1巻しか出てなくて、次からも買いたいと思いました。うるうるします。こういう話に私は弱い…
    しかし、コミックスを何十年ぶりかに買ってみたら、びっくりするお値段でした。1000円弱。時が経ち物価も上がったんですね。

  • 基本漫画の読了は登録しないできたけれど、この作品は入れておく。いろんなひとの目に止まって、いろんな人に読んでもらいたいと思わせる作品。

    明らかに発達障害とディスレクシアの主人公ふたり。それをそれと明言しないで進んでいくストーリー。説得力がすごい。

  • このマンガがすごい2025オトコ第1位、マンガ大賞2024。底辺男子高ヤンキー小林は学習障害気味で勉強もバイトも続かない日々、ある日クラスに宇野君が転校してくる。宇野君は対人関係が苦手な自閉スペクトラム症ぽいが、その一途な性格と宇宙好きな視点が他の人々にも変化を与えてゆきます。困難なことばかりだけど一緒に宇宙を歩く夢を叶えさせてあげたい

  • マンガ配信アプリで少し読んで見て、こりゃまとめて買って読んだ方が早いな!になり購入。
    賞を取った時のニュースなどで「変人とヤンキーの友情」などと説明されていたので、やや胡乱な目でみていたんだけど、実際に読んで見たら「変人」ではなく発達障害を抱えた少年と、自分は馬鹿だから…要領が悪いから…と学びと人との交流を諦めてしまった少年が互いの欠点を補ったり支えたりし合いながら友情を育んでいく話だった。

    最近はこの『生きづらさを抱えた人間』をメインに据えた物語てめちゃ増えたし、その人物の周りにいるヒトたちが「まあ、創作ですからね〜」と苦笑いしたくなるほどに優しく、理解のある人間ばかりで、なんとも居心地悪い気持ちになったりする事もあるんだけど、この作品の彼ら2人には、なるべく傷付くことなく、実りある学生生活を送ってくれと祈らずにはいられないのだった。ヨヨヨ。

  • これからこの世界を覗けることが嬉しいです。

  • 発達障害とか学習障害という言葉を使わずに、個々人の生きる上での困難を描き、困難と付き合うための術を「命綱」と表現するというのがすごいなと。今後が楽しみ。

  • か〜なんて素敵、みんな優しい

  • 泣きそうになった。
    伝えたところで周囲には理解しにくい、自分だけの困難と向き合う彼らに。

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