転生聖女は推し活がしたい！　虐げられ令嬢ですが推しの王子様から溺愛されています!?【電子特典付き】 (角川ビーンズ文庫) [Kindle]

綾束乙

• KADOKAWA (2023年12月1日発売)

感想・レビュー・書評

[lovenovelsさんの感想 · 2024年6月3日]

黒髪で黒目だから。そんな理由で周りから蔑まれてきたエリシア。他人だけでなく、家族からもだと思うと悲しくなる。辛い思いをしてきたけれど、「推し」と出会って前向きになっていくエリシアは見ていて楽しい。自分の本当の力を打ち明けられないのは悲しいけれど、それでも自分の考えで行動できるようになったのは良かったと思うから。お互いのことばかり考えているエリシアとレイシェルトの関係も可愛く、もっと見ていたくなった。エリシアのことを知って掌を返すような人たちばかりではなく、元からの味方も沢山いるのも嬉しい。

著者プロフィール

魔法のiらんど大賞2021小説大賞《恋愛ファンタジー部門》特別賞を受賞した『身代わり侍女は冷酷皇帝の『癒し係』を拝命中 『花の乙女』と言われても無自覚溺愛は困ります！』（角川ビーンズ文庫）でデビュー。また、「鈴の蕾は龍に抱かれ花ひらく　～迷子宮女と美貌の宦官の後宮事件帳～」が第７回カクヨムWeb小説コンテスト恋愛部門特別賞を受賞するなど、今注目の作家。

「2023年 『呪われた龍にくちづけを２ ～新米侍女、借金返済のためにワケあり主従にお仕えします！～下』 で使われていた紹介文から引用しています。」