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みんなの感想まとめ
主人公の成瀬あかりが、さまざまな挑戦を通じて自身の道を貫く姿が魅力的に描かれています。彼女の受験やアルバイト、広報活動など、多様な経験を通じて成長する姿に読者は惹きつけられ、友情や人間関係の温かさも感...
感想・レビュー・書評
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あなたは、あなたが暮らす『地区で活動している人を調べて発表してもらいます』と言われたらどうするでしょうか?
これはなかなか難しいと思います。私たちはそれぞれの街に暮らしています。地元に何かしら貢献してくれている人がいることはありがたいですが、いざ、そのことを問われてもそう容易く答えは浮かび上がらないと思います。
しかし、大人なあなたに見えていないものが、子どもたちの目には見えている、そういったことはあると思います。それは、ちょっとした親切を受けた先に生まれる場合もあるようです。
さてここに、『夏祭り』で受けた親切な対応が心に刻まれた小学生が主人公の一人を務める物語があります。『夏祭りで司会をしている』『女子高生の二人組』に憧れる小学生を描くこの作品。『振り込め詐欺を防』ぎ、『ひったくり犯を捕まえたことがある』と噂される女子高生を描くこの作品。そしてそれは、ますますパワーアップしていく『成瀬あかり』の活躍を垣間見る物語です。
『十月のときめきっ子タイムでは、ときめき地区で活動している人を調べて発表してもらいます』と『担任の奥村先生が言った瞬間、斜め前の席の野原結芽ちゃんがにやにや笑ってこちらを向いた』ことに、『きっとわたしの考えがバレてるんだろう』と思うのは主人公の北川みらい。『大津市立ときめき小学校に通う四年生』という みらいは『ときめき地区の歴史や特色を学ぶ』『総合学習の時間』である『ときめきっ子タイム』のことを思います。『今月はときめき地区で活動している人がテーマ』という中に『あの人たちしかいない!』と思う みらいは『班ごとに』『机をくっつけるなり』、『「ゼゼカラがいい!」と声を上げ』ます。『「やっぱり!」と笑う』結芽の一方で、『誰それ』と『同じ班の男子』が訊くと『ときめき夏祭りで司会をしてる人たちだよ』と結芽が答えます。『成瀬あかりさんと島崎みゆきさんによる、女子高生の二人組』という『ゼゼカラ』は『毎年八月に行われるときめき夏祭りで司会をしてい』ます。『今年のときめき夏祭りで』財布をなくした みらいは、結芽にも探してもらうも『なかなか見つからなくて途方に暮れてい』ました。そんな時、『どうかしたのか』と『さっきまでステージの上で司会をしていた』『女の人』に声をかけられます。『この子がお財布をなくしちゃって…』と結芽が答えてくれると『それは大変だ。本部に届いているかもしれないから、見に行こう』と『NARUSE』と『ユニフォームの背中に』書かれた人に案内される みらい。本部に着くと『SHIMAZAKI』と背中に書かれた人が『ダンボールを探し』てくれます。そして、『これかな?』と『ピンクのお財布を取り出した瞬間、うれしくて自然と両手が上がっ』た みらいは名前を訊かれます。そして、『テントに入っていき、はっぴを着たおじさんに話しかけ』、戻ってきた女の人から『待たせてすまない。実行委員長に確認を取っていた』という説明と共に財布を受け取ります。『夏祭りの最後のほうで、ゼゼカラは漫才を披露した』という中に、『信じられない気持ちでステージを見上げ』た みらい。『ゼゼカラは みらいちゃんの推しなの』と説明してくれる結芽ですが、『そんな無名の人より有名人にしようぜ。西川貴教とか』と言う男子に『ゼゼカラだって有名だよ』と言うと、みらいはタブレットで『M1グランプリのぺージ』を表示します。『へぇ、成瀬さんは膳所高のかるた班なんだ』と、『滋賀で一番頭のいい』『膳所高』という名前に興味を抱く男子。そんなところに『誰のことを調べてるの?』と奥村先生に訊かれ、『ゼゼカラという高校生のコンビです…』と説明する みらいに、『たしか、校長室の前に飾られている絵に成瀬あかりって書いてなかったかな?』と『意外なことを言』う奥村先生。班の四人で見にいくと『観光船ミシガンの絵』に『ばっちり「成瀬あかり」と書いてあ』りました。『まずは校長先生に聞いてみよう』と言い出した男子は『失礼しまーす』と『校長室のドアを開け』、事情を説明します。『成瀬あかりさんはこの学校の卒業生です』と語り出した校長先生は『琵琶湖の絵コンクールで琵琶湖博物館長賞をもらった絵』が『成瀬さんから寄贈され』たことを説明します。そして、『振り込め詐欺を防いだ』り、『ひったくり犯を捕まえた』りしたと成瀬のことを説明すると、『夏祭りの実行委員長をしている、吉嶺マサルさん』なら連絡先がわかるだろうと話します。『手がかりがつかめてほっとする』みらいは、放課後、男子が『成瀬あかりさんって名前、僕もどこかで見たことある気がする』と言い出したことから、結芽と共についていきます。『あっ、これこれ』と『電柱に立てかけられた看板』には、『信号を守って守る わたしの未来 大津市立ときめき小学校六年 成瀬あかり』という『交通安全標語が書かれて』いました。『すごい!「みらい」って入ってる!』と結芽に言われ、『自分の名前が入っていることに』感動する みらい。『せっかくだし、これから校長先生が言ってた弁護士の人に会いにいく?』と男子に訊かれ、『でも、いきなり行ったら迷惑』かも…等、話をしていると、『黒いリュックを背負ったセーラー服の女子高生がわたしたちのそばで立ち止ま』ります。『すみません』と『避けようとした』みらいは、『女子高生の顔を見て尻もちをつ』きます。『な、な、成瀬さん』と『震えながら女子高生を指さ』す みらいに、『いかにもわたしが成瀬あかりだ』と、『手を差し出』してくれる成瀬。『ときめきっ子タイム』の課題で『ゼゼカラ』を調べる みらいが成瀬あかりと深く関わっていくそれからが描かれていきます…という最初の短編〈ときめきっ子タイム〉。印象深く成瀬あかりが登場する中に、期待通りの姿を見せてもくれる好編でした。
“成瀬の人生は、今日も誰かと交差する。「ゼゼカラ」ファンの小学生、娘の受験を見守る父、近所のクレーマー(をやめたい)主婦、観光大使になるべくしてなった女子大生…。個性豊かな面々が新たに成瀬あかり史に名を刻む中、幼馴染の島崎が故郷へ帰ると、成瀬が書置きを残して失踪しており…!?面白さ、ますますパワーアップの全5篇!”と内容紹介にうたわれるこの作品。シリーズ累計100万部超えという宮島未奈さんの代表作「成瀬は天下を取りにいく」に続く”成瀬シリーズ”の第2作として本屋大賞2025にもノミネートされた作品です。
そんなこの作品は”コロナ禍”に執筆され、そこかしこに”コロナ禍”の描写が登場した前作とは異なり、
『コロナで三年警戒を続けていたものが、二年経って平常通りに戻っている。普段からマスクをつけている人はほとんど見なくなってきた』。
平和な日々がすっかり戻った今の日常の中に『成瀬あかり』の物語を描いていきます。では、この作品ではずすことのできない『成瀬あかり』について、前作のレビュー同様に他者視点で見る彼女の姿をまとめておきましょう。
● 『成瀬あかり』ってどんな子ですか?
・『振り込め詐欺を防いだという話も聞きました』、『ひったくり犯を捕まえたことがあると聞いています』
・『成瀬さんは一度聞いた名前を忘れないこと、普段からおやつ昆布を食べていること、趣味でパトロールをしていること、何になるかより、何をやるかが重要であること』
・『急激な血糖値の上昇を抑えるため三十回は嚙むようにしている』
・『くじの順番を狙って引くことだって、成瀬だったらできる気が』する
・『「まわりを明るく照らす子になるように」とあかりと名付けられ、すくすく育って今にいたる』
・『成瀬さんは表情を変えないで話すから、喜んでいるのか怒っているのかわからない』
はい、相変わらずさまざまな能力で周囲の人間を驚かせる『成瀬あかり』像に変化はないと思います。命名理由を知ることができるのもこの第2作ならではですね。そんな物語は時間的にも前作の続きを描いていきます。中学〜高校時代を描いた前作に対してこの作品で描かれるのは高校〜大学時代の物語です。
そんな物語を読み始めて感じたのは前作とは随分と印象が異なる物語の有り様です。前作では6つの短編のうち5つの短編において、他者視点で主人公の成瀬を見る物語が描かれ、最後を締め括るかのように『成瀬あかり』視点の物語が登場しました。それに対して、この第2作で『成瀬あかり』に視点が移動することはなく、前作より1つ少ない5つの短編が連作短編を構成しています。そして、この作品では、前作より『成瀬あかり』が奥に引っ込んだ印象を受けます。もう少し具体的に説明すると、柚木麻子さん「ランチのアッコちゃん」シリーズの”アッコさん”、町田そのこさん「コンビニ兄弟」シリーズの”イケメン店長”のような感じでしょうか。いずれもお読みになられていない方にはそもそも例えにもなっていなくて恐縮ですが、いずれかをお読みになられた方にはお分かりいただけるかと思います。第1作で圧倒的な存在感を示した人物が、第2作以降でも、相変わらず存在はし続けるものの、そこに展開するのはそれぞれの短編で視点の主を務める人物の物語だということです。かと言って、前作の最終話で『成瀬あかり』に一度は視点を移している以上、再度の視点移動は新鮮味という点では欠けてしまいます。こういったキョーレツな人物を描く物語がその人気が故に続編ではこのような展開しかないのだと思います。ただ、勘違いいただきたくないのは、だからと言ってこの物語の魅力が薄れたわけではないことです。柚木さんの作品も町田さんの作品もさらに続編が出ているように、キョーレツな人物の賞味期限が切れるまでは、このパターンで幾らでも展開していくことができるはずです。また、宮島未奈さんの作品の場合、『成瀬あかり』がまだ成長途上の10代である点も物語の可能性を残しています。この先もシリーズが続いていってくれることを楽しみにしたいと思います。
さて、では、上記した通り、それぞれの短編の視点の主の物語に光を当てていくこの第2作を短編ごとにもう少し詳しく見ておきましょう。
・〈ときめきっ子タイム〉: 『ときめき地区で活動している人を調べて発表』することになったのは主人公の北川みらい。『ときめき夏祭り』で財布をなくした際に助けてくれた『成瀬あかりさんと島崎みゆきさんによる、女子高生の二人組』『ゼゼカラ』を取り上げたいと班内で提案した あかりは偶然『成瀬あかり』と再会します。インタビューの約束を取り付けた あかりは二人に取材を行います。
・〈成瀬慶彦の憂鬱〉: 『家族で共有しているノートパソコンの検索履歴に「京都 一人暮らし物件」の文字を見つけた』ことに『あかりがこの家からいなくなるのが寂しい』と気にし始めたのは父親の成瀬慶彦。『何を考えているか読めない』という あかりの大学入試に、妻から『無事に娘を送り届けること』という『ミッション』を託された慶彦は『雪のちらつく』中、『責任重大』と出発します。
・〈やめたいクレーマー〉: 『…有村さんのレジに並んでいました…精算を終えたご婦人が戻ってきて…レジの優先権はわたしにあったのではないでしょうか…』と書いて『フレンドマート』のボックスに投函するのは呉間言実。その瞬間は『晴れ晴れした気分なのに』帰宅すると『またクレームをつけてしまった』と後悔する言実は『クレーマー やめたい』とスマホの検索窓に打ち込みます…。
・〈コンビーフはうまい〉: 『これより、びわ湖大津観光大使選考会をはじめます』と司会が語り出した場で『書類選考を通過してここにいる八人は全員同世代の女子だ』と思うのは主人公の篠原かれん。『三代連続観光大使を目指す かれんは『びわ湖大津観光大使になるために生きてきた』過去を振り返ります。自分が『合格することはすでに決まっている』『問題はもう一人だ』と思う かれんは…。
・〈探さないでください〉: 『おはようございます、みゆきです』と、『十八年間住んでいたマンション』に帰ってきて、成瀬の部屋の呼び出しボタンを押すのは主人公の島崎みゆき。『ごめんね、みゆきちゃん』と迎えてくれた成瀬の母親は『あかりがね、この書き置きを残して消えたの』と紙を差し出します。『探さないでください あかり』と書かれた紙を見た みゆきは…。
5つの短編に登場する人物は、さまざまです。父親の慶彦や幼なじみの みゆきが登場するのは分かりますが、いきなり母校の後輩小学生や見ず知らずの『クレーマー』が登場したりとなかなかに多彩です。物語では、あくまでその短編で主人公を務める人物視点の物語が描かれていきます。そこに『成瀬あかり』は背景の一つとして登場します。もちろん、キョーレツな個性を持った人物である分、それぞれの短編で主人公に与える影響は甚大です。
『どんな人生を送ればこのように泰然自若と構えていられるのだろう』
そんな風に『成瀬あかり』のことを思う主人公たち。物語では、そんな主人公たちが自らの日常で何かしら起こる事象に対峙していきます。そんな物語にアクセントのごとく影響を与えていく『成瀬あかり』。それは、主人公たちが『成瀬あかり』に何かしら影響を受けた結果、逆に自分自身と正面から向き合っていく先に必然として生じていくものだとも言えます。そんな作品を読む読者にまで前向きな気持ちを与えてくれる『成瀬あかり』の物語。さらなる続編も期待したくなる、そんな物語がここには描かれていました。
『どういうわけか、わたしは毎年大吉を引くんだ』
そんな言葉に素直に納得もしてしまうキョーレツな個性をもった『成瀬あかり』がそこかしこに顔を出すこの作品。そこには、5つの短編それぞれに主人公を務める人物たちの物語が描かれていました。宮島未奈さんの大津市への郷土愛を感じるこの作品。そんな街で、高校生から大学生へと成長していく『成瀬あかり』の姿を思うこの作品。
“その前途、誰にも予測不能”と記された本の帯の言葉に強く納得もしてしまう、『成瀬あかり』の存在感際立つ、そんな作品でした。 -
成瀬は天下を取りにいくに続く第2作目。
期待を裏切らない面白さ。
何事にも動じない成瀬あかりの生き様に惹かれっぱなしでした。
前作同様島崎さんとの友情になんだかホッとする。
実の父慶彦でさえ、娘あかりのことがよくわからない...。その父慶彦が娘の成瀬あかりをディープインパクトになぞってて笑えた〜。 -
最高の主人公、成瀬あかりのその後いろいろ。
成瀬の受験、成瀬のアルバイト、成瀬の広報活動。
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どの成瀬も、貫いてる。
今回もいろいろな人が集まってくる。
私もその中に入りたい。
成瀬の活躍を目の当たりにしたい。
島崎の嫉妬や願いには強く同意する。
そして驚いたのは、成瀬がとっても頭がいいこと!
こんなに裏表がなくて、願いを叶えることにまっすぐな人に、私もなりたい。
「自分なりに進めばいいんだ」と成瀬の声が聞こえたような気がする。
なりたいものになるのではなく、やりたいことをやれば、
思わぬ形で道が開け、
思ってもみなかった素敵な方向に進めるのだろう。 -
このシリーズ、2作目も実に面白かった。嫌に感じるところが本当に全くないし、テンポはいいし、登場人物のキャラがとても良いし楽しいし各話の繋がりと終わりが良い。
成瀬の性格も、まぁ確かに言葉遣いが独特ではあるけれども、一貫性があって見習いたいほどだし、痛快。
なんてキャラを生み出したんだ。みんな、成瀬が好きになっちゃうじゃん…。作中だけじゃなく、読者までみんな、成瀬をずっと見ていたくなっちゃうじゃん…。 -
図書館に予約したけれど順番が回って来るのにかなり待たなければならなかった。その点、お試しで入会したオーディブルには新作がいち早く取り入れられていて助かる。さて、成瀬シリーズ!(最初の頃は、ナレーターが成瀬のセリフを、武士っぽい男のような話しぶりだったので、成瀬は男の子なのだろうかと訝しく聴いていた)。2つのタイトルを見て、勝手に1作目が「成瀬は信じた道を行く」で、続が「成瀬は天下を取りに行く」と思い込み、2冊を逆行して読んだ(正しくは聴・い・た)。だって天下取りと云えば、後に来るものじゃないかと(笑)。
最近は成瀬のような子が主人公になる場合が多い。老若男女、いずれの世代も人に気遣いながら生きているのだろうか? 成瀬あかりさん、あなたのような生き方ができたらと心から望む。大津へ対する郷土愛の強さにのけぞった。若い頃には、自分の生まれ育った土地に愛着を持つより、新天地を目指したい気持ちが強いような気がするが、成瀬は違う。ここが強み!
続から先に読んだからか『信じた道を行く』の方がインパクトが絶大だった。でも、高校入学時に坊主頭になる発想や、西浦に告られ「今は自分のことに忙しくて、恋愛は人生の後半に回そうと思っているんだ」と生真面目に応え、恋愛なんて他人事だと思っていたから、好きと言われるのは不思議な気持ちだと照れているのは、さすがに女子高校生の片鱗が伺われる。
「たくさん種をまいてひとつでも花が咲けばいい。花が咲かなかったにしても、挑戦した経験はすべて肥やしになる」の成瀬哲学は実に清々しい。ユニークな成瀬を世に送り出した宮島未奈さんは、きっと成瀬に近い作家さんなのだろう。50代になった成瀬に会いたい。
大津は数年前に訪れていて、もっと観光しておけば良かったと悔やまれる。 -
ゼゼカラの二人に会えて感激するみらいちゃんと同様、久しぶりに成瀬の特徴ある話し方に触れて愛読者のこちらも嬉しくなる。
島崎さんもいつものように成瀬の良いパートナーでいてくれて冒頭から嬉しい。
初登場の成瀬の父。さぞかし変わった人物なのだろうと思いきや、至って普通の受験生の娘を持つお父さん。
彼が娘を例えるディープインパクト号が、言い得て妙でちょっとクスッとしてしまう。
京大の試験会場で拾ってきた城山くんがいみじくも口にしたように、成瀬もすごいが、彼女の周りの人物の「受け入れ力」が凄いのだ、ということに改めて気付かされる。
成瀬とともにびわ湖大津観光大使となった篠原かれん。最初はやや変なやつだという予断と警戒を持って付き合っていた成瀬という存在によって、徐々に影響を受け、あの独特のオーラに巻き込まれていく様子がとても良い。
付き合いが長くなるとともに次第に成瀬の物言いの特殊さに悪気や他意のないことがわかってくるという過程がいいんだよなぁ。
東京に進学した篠原さんの、自分の成瀬の相方としての役割が薄れつつあることに感じる焦りにウルッとしてしまう。
自分では幼馴染かつ親友で、一番の理解者であったことの自負が、自信が、少し離れている間に当然ながらお互いそれぞれの生活が進行して、薄れつつあるのではないかという不安。よくわかる。
いい話じゃないか。
おそらく宮島先生は大学生編を用意してらっしゃるのだろう。楽しみに待ちたい。
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一作目で見事に心を掴まれた僕がこの続編を手に取るのを決めるまでそう長くはかからなかった。
むしろ前作から読み始めまで5日も空いてしまったか、という印象だ。
相変わらず、良い人しか出てこないので安心して読める。歳取って疲れてくると、あまりしんどい話が読めなくなってくるのだ。
前作で中3〜高3までの成瀬を描き、今作では受験〜大学生の成瀬を描く。続編がまた出るとしたら、次はいよいよ就職か。大津に百貨店を建てたい彼女は、どの地でどのような企業に就職するのだろう。それとも起業?いやいや大学院?はたまた海外留学?なんだって有り得る。
いずれにせよ、ゼゼカラの2人がいつまでも仲良くいる姿をまた見せてくれたらと思う。 -
成瀬あかりの魅力に取り憑かれた。
前作+今回の合わせ技で、星4つ。
2025年の紅白で、実際にけん玉を持った「琵琶湖観光大使」が出てきたら面白い。
琵琶湖でミシガンに乗船した男子高校生は、今回出てこなかったのが残念。 -
安定の成瀬あかり
次は、世界かな -
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やっぱり成瀬はいい味出してますね。
けど、それ以上に島崎はもっといい味出してるなぁと思います。
成瀬はまあ変わった奴なので、多少変なことをしたところで『まぁ成瀬だし』で済ませてしまえるのですが、それに付き合っている島崎もある意味変な奴なんでしょうけど、変な奴感を感じさせない、というところが島崎の島崎たる所以なのかなと。 -
成瀬シリーズ2作目。
主人公の女子高生成瀬の1作目の強烈なキャラの印象が残っていて、2作目はすんなり入っていける。
大津のとある街のリアルな感じ、台詞回し、ストーリーとよくできていると思う。
読んでると(聴いていると)次第にこの成瀬ワールドが癖になってきて、思いっきり吹き出してしまったり、クスクス笑ってしまったりと、感情が揺さぶられる。
巻末にかけて読み終わるのが寂しくなってしまう。迷いましたが、これだけ楽しい作品とはなかなか巡り会えないと思い、星5にしました。
次作を期待して待ってます!
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前作に続いて、成瀬の武勇伝が止まらない。途中でツッコミを入れたくなったり、笑ってしまったりした。
前作で成瀬の人柄は一通り描かれているので、そこはそのままに、さらに滋賀を飛び出して大きな舞台へ出ていっていた。
やれることから次々に叶えているのがすばらしい、希望の持てるストーリー展開。最後に親友島崎との友情も感じられて、楽しいひとときでした。 -
続編から読んでしまったけど、めっちゃ面白くて、あっという間に読み終えました。成瀬のまっすぐで破天荒なキャラクターが変わってるけどいい感じ。何になるかでなくて、何をやりたいかを考えているのが、なるほどなぁと思いました。前作も早く読みたいな〜
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成瀬シリーズ2冊目。これも旦那が買ってきた。1冊目に続けて読了。
大学生になった成瀬はますますパワーアップした。
でも恋をする気配はなし。
ちょっと残念。 -
やっぱり成瀬は・・・はかり知れないほどいい子だ。
だから周囲にはそんな仲間が群がる‥‥いいことです。
娘からの借り本 -
成瀬さんシリーズの続編。
今回は他の登場人物が前作より個性的。今後に向けての舞台装置作りかな。面白くないわけじゃないが、お話自体は少し単調といえば単調だったかも。多分まだ続くんだろうから次回以降にも期待して待ちます。 -
シリーズ続編
時の経過と共にますますウォッシュアップした成瀬の姿が周囲の面々の目線から語られる
毒を喰らわばではないがこうなったら彼女にはこれからも迎合や忖度などの語とは無縁の道を歩んでほしいなんて思う
それにしてももしかして著者は鉄子さん? -
成瀬のどこまでも真っ直ぐで、自分の考えを貫く生き方が痛快だった。周りの人をも、明るく前向きにする力、心の強さはどこからくるのだろう?
身近に成瀬がいたらもちろん嬉しいが、実在しなくてもこうして本を通して成瀬を感じさせてくれるだけでも、楽しい気分になってくる。
第三弾が楽しみで仕方ない。
宮島未奈の作品
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感想 :

いえいえ、こちらこそコメントをいただいて嬉しいです。
図書委員のお仕事は順調でしょうか?小学校の図書室の記憶がかなり...
いえいえ、こちらこそコメントをいただいて嬉しいです。
図書委員のお仕事は順調でしょうか?小学校の図書室の記憶がかなり薄くなってしまっているのですが、昨年本屋大賞を受賞した宮島未奈さんの”成瀬シリーズ”とか、今年の本屋大賞の阿部暁子さん「カフネ」なんかも置いてあるのでしょうか?順番待ちのような概念はないように思うのでもし置いてあっても早い者勝ちですかね?
”成瀬シリーズ”はとても面白いので、もし図書委員特権?で読めるのであればオススメです!
委員会が変更になられたのですね。なるほど。
先生が本を選ばれていらっしゃるのであれば是非リクエストされてください。一作目は本...
委員会が変更になられたのですね。なるほど。
先生が本を選ばれていらっしゃるのであれば是非リクエストされてください。一作目は本屋大賞2024を受賞されていますし、先生もご存知だと思います。
新しい委員会も頑張ってください!