ほつれる 通常版【DVD】 [DVD]

監督 : 加藤拓也 
出演 : 古舘寛治黒木華田村健太郎門脇麦 
  • Happinet (2024年4月3日発売)
3.05
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感想 : 7
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Amazon.co.jp ・映画 / ISBN・EAN: 4907953251441

感想・レビュー・書評

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  • ほつれた糸は、ほどこうとしても、簡単にはほどけない。修復しようとしても、あるときのほつれが、その足を掬い取り、余計にほつれがひどくなる。そのストレスから解放されようとして、人は愛を求めるのだ。それが余計にほつれをひどくするとわかっていても。
    ほつれてほつれて、でも現実に折り合いをつけないといけない、そのときの内面が、ここで描かれるものであり、門脇麦の抑制的な演技がよかった。
    結局日本映画は、こういう感情の繊細な部分を描こうとするとき、どうしても静かになるけれど、表面はぐっとこらえていても、実は内面に渦巻く叫びをどう画面に映すかが、私は表現の重要なポイントになるのだと思う。それを役者の演技に委ねる以外に、何かで象徴したり、隠喩的な描写をしたり、そういったところで映像としてあらわしてくれると、より良かったかなと思う。

  • 主演の麦ちゃんの影響か、凄いことやってんのに、許せてしまう。
    まあ、麦ちゃんだから、いっか。みたいな。
    旦那さんとは、そりゃ略奪婚だもの熱愛だったろうに、なんか同居人みたいになってしまって‥。ひと様のもの奪ったのに、冷めたの?ってのもあるし、子供を押し付け合いしてるのもむかついたし‥。あ、不快感あったんだ。気づいた。
    でも麦ちゃんだから。

    ううん‥、みんな結構ドライでいられたのが、やっぱ映画かなと。もっともっと苦しいと想像するのはわたしだけでしょうか。目の前で大切な彼を失ったわたしも、妻子を捨ててまで一緒になった恋女房に浮気されたわたしも、15年愛してくれた旦那に愛人がいたと知ったわたしも!
    一番違和感だったのは、死んだ息子に浮気相手がいても、わたしは嫁さんには言いません、傷つくだけなので。なんで言うのよ、じじい。

  • えっこれで終わり?ってところで終わってしまった。
    あの夫生理的に無理だな〜。

  • なんか良かったです。
    全体的に好みでした。
    こんなのに感情移入しまくってしまう歳になりましたね。
    良い子はマネしちゃだめだよってことですかね。

  • 2024/05/28

  • 自らのための備忘録

    「あのこは貴族」を見て、これまでその魅力に気づかなかった門脇麦の映画を見てみたいと思い、Amazon Prime で無料視聴。

    「あのこは貴族」を見ていた時、門脇麦って実は姿勢もよく、立ち振る舞いも素敵な女優だったのかと思っていたけど、本作品を見たら、あれはすべて彼女の演技だったことに気づき、女優の演技力の凄さを改めて感服! 立ち姿、座り姿、歩き姿もすべて演技でした。

    門脇麦のファンになりました。

    ところで、染谷将太という俳優がこんなに魅力的だとは知りませんでした。あんまりカッコよくてクラクラきそうでした。俳優の魅力って一体何なんでしょうか?

    ロマンスカーで、グランピングで、青山のレストランで、いつも体から力が抜けていて、リラックスしている様子がたまらなく素敵でした。

    寛ぐ姿、信頼関係にある人物とのひと時。そういう姿に魅力を感じるのかしら。染谷将太としても、他の名だたる映画やドラマでの名演技ではなく、本作品で彼の魅力を感じた人間がいるって知ったら複雑な気持ちになってしまうかも。


    ところで、私はグランピングというものに一度も行ったことがなくて、この映画を見て行ってみたくなりました。ロマンスカーで行けるグランピングを検索してみたけれど、実はこの撮影は千葉県にある場所だということがわかってびっくり、というかちょっと拍子抜け。

    そもそもロマンスカーを降りて、なんでわざわざ青山まで行ったの? どうやって? タクシー?  それとも大江戸線?!とか思っていたけど、映画ってそもそもこういうものだと思わされました。

    私としては、冒頭の15分くらいでこの映画は終わってもよかったくらい、本来のテーマである夫とのやり取りはどうでもよかった。願わくば、グランピングでもシーンを2時間見せてもらいたかった。

  • ながら観だったせいか、何も心に響かなかった。
    他の人の感想を観て大体の内容を知ったが、
    再視聴するほどではないかなぁと感じた。
    主演は萩原みのりさんだと思って観ていたので門脇麦さんだと知って驚いた。

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著者プロフィール

1993年生まれ。大阪府出身。脚本家、演出家、映画監督。
17歳からラジオ、テレビ番組の構成作家を始め、18歳でイタリアへ渡り映像演出を学ぶ。帰国後「劇団た組」を立ち上げ、全作品の脚本・演出を担当。

「2023年 『ドードーが落下する/綿子はもつれる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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