フランスの歴史学者(ソルボンヌ・パリ・ノール大学)、作家。アラン・コルバンに学び、フランス革命後の孤児の実態や家族の病理の解明に取り組んできた。知識人向けのオンライン媒体「La Vie des Idées」の編集長もつとめる。著書に『私にはいなかった祖父母の歴史』(田所光男訳、名古屋大学出版会、2017年。アカデミー・フランセーズ・ギゾー賞、歴史書元老院賞、オーギュスタン・ティエリ賞受賞)、『歴史は現代文学である――社会科学のためのマニフェスト』(真野倫平訳、名古屋大学出版会、2018年)、『歴史家と少女殺人事件――レティシアの物語』(同上、2020年。メディシス賞、ル・モンド文学賞受賞)などがある。