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感想・レビュー・書評
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成瀬ワールドに引き込まれる。
いやー面白いw
あっという間に読んでしまった。
最後の最後で、
思わず爆笑してしまうエピソード。
「う、ウケる!」
これで終わってしまうのは寂しい。
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『成瀬は天下を取りに行く』
『成瀬は信じた道を行く』
昨年購入してから、実はしばらく積読していたもの。
今年に入って思い出したように本棚から抜き取り、面白くてあっという間に2冊読み切りました。
主人公 成瀬あかりの真っ直ぐで、不思議で、ときに奇抜で、爽やかで、繊細で、ダイナミックなところ、そして、自分の“好き” や “興味” にとことん突き進む!ところに刺激をもらい、読了後は自分も何かしたくなるような、前向きな明るい気持ちになっている、そんな2冊でした。
成瀬はかなり風変わりだけれど、
自分でやりたいことを見つけて、それに挑戦する勇気を持ち、できる限りの努力をすることができ、たとえ無表情だとしてもちゃんと心も持っている子。
そんな成瀬を取り巻く登場人物たちが、彼女との関わりを通して色んな経験をし、
心持ちが変わったりイキイキしていく様子がとってもいい!
最初は嫌だと思うようなチャレンジが一生ものの思い出になったり、ずっと押し込めていた本当の自分を受け入れることができたり、どうしても変われなかった自分と向き合うきっかけになったり。
みんな最初は成瀬に引くけれど、徐々に良い風に変わっていく。
きっとみんな少しはどこかで、自分に正直で真っ直ぐに突き進む成瀬みたいになれたらいいな、とか、成瀬みたいにありたいとか、思うんじゃないかな。
成瀬はやることが割と奇抜だから風変わりに映ってしまうけれど、なかなか成瀬みたいにはなれない…!
皆んなが本来そうでありたいと思う姿や心持ちが、成瀬という1人の女の子として描かれているから、読者としては元気や勇気をもらえるし、面白いと感じるのかなって思いました。
たくさん種をまいて、ひとつでも花が咲けばいい。花が咲かなかったとしても、挑戦した経験はすべて肥やしになる。(作中本文より)
今年早々に成瀬に出会えて良かった!
私もいっぱい種を蒔いて、自分なりの花を咲かせられるよう、挑戦しよう。
何になるかよりも何をやるか、だ! -
自分が挑戦したい、やりたいと思ったことに取り組んでいて、それに巻き込まれる人々の話。
楽しく読めた。 -
「成瀬」の二作目。成瀬達が成長している...個人的には2作目の方が面白かったかも。いつか宮島先生に会いたいね。
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◆成瀬は今後はどこへ行く?
主人公は中学生の成瀬あかり。
「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」
と友人の島崎に話すところから物語は始まります。
滋賀県の大津市を舞台に、閉店する西武を惜しみ、成瀬は毎日取材するローカルテレビ番組に、西武のユニフォームを着て映りに行くのです。
「大津にデパートを建てる」「200歳まで生きる」など大言壮語なのですが、実際にそれを実現してしまいそうなバイタリティのある成瀬。
「~だ。~だな」と男のように喋り、泰然自若でマイペース、笑うこともなく空気も読みません。しかし、謙虚で人の話も良く聞き、意見も取り入れる懐の深さが、魅力的なのです。
2023年1月発売の本作は、成瀬の中2から高校にかけて、
時間順に話者を変えて5つのエピソードからなる短篇が収録されていますが、2024年1月発売の続編(成瀬は信じた道をいく)は、高校から大学までを描く6篇を収録。
続けて読むと、すべてが積み重なって、面白さも広がりと厚みを増し、第3作が出ることが楽しみになります。
ちょっとラノベ(ライトノベル)風の青春小説ではありますが、今年(2024年)の本屋大賞受賞作品。大人でも十分楽しめ、日頃本を読まない人にもお勧めできます。
ちなみに、この成瀬シリーズは次の第3作までは出るようですが、著者が本当に書きたかったのは恋愛小説。
その後は路線変更しそうですが、第4作として成瀬の恋愛も読んでみたくなります(第3作でありかも?) -
ゼゼカラに会いたくなる
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会社の後輩から紹介されて読んだ本。
人からどう思われるかを気にしやすい年頃なのに、自分がこうと思えば周りの目は気にしない成瀬。
中高生時代の自分にとってそんな友人がいたら憧れでしかない! -
関西圏の人に特におすすめ
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https://library.hju.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=F03UNI&RTN=ENT^F03510L&Jid=2476211
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