ミンツバーグの組織論――７つの類型と力学、そしてその先へ [Kindle]

ヘンリー・ミンツバーグ 池村千秋

• ダイヤモンド社 (2024年6月12日発売)

感想・レビュー・書評

[bob-taniさんの感想 · 2024年7月7日]

ミンツバーグ本人よる組織論まとめ。

なんと聡明でわかりやすく理知に富んだ内容か。
大きな分類をいくつかする中で累計を洗い出し、ハイブリッドや変化を捉えた組織展開がわかりやすい。
フォードを中心とした20世紀型の進化で語られるマネージメント論が多いことも見えてくる。

近年はプロジェクト型から21世紀型の変化として、ジグソーパズルからパズルへと変化したパターンを紹介。
特にプラットフォームの特異性は際立つことが見えてくるが分類すると見えてくるものがある。

最後は組織デザインとホワイトヘッドの言葉で締める。
この軽快さはなんとも読み心地がよく、図もわかりやすく取り入れやすい。
これらのパターンを参考にしつつも現場を見て、変化を内外に確認して、行動したり組織をデザインしたりしたいものだ。

建築やデザイン視点で横山禎徳さんの書籍に手を出してみたい。