悪党の回帰 サマルカンドと青い薔薇 【電子限定おまけ付き&イラスト収録】 [転生詐欺師シリーズ] (幻冬舎ルチル文庫) [Kindle]

  • 幻冬舎コミックス (2024年6月18日発売)
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感想・レビュー・書評

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  • 挿絵も綺麗だし、内容も裏切られた!!良い展開だった。冒険はない。

    闇ギルドの長であるサマルカンドが、光の騎士団ミハイルに壊滅状態にさせられ、光の騎士団の毒矢によって殺されるところからスタート。

    死んだたと、目を覚ますとなんと3年前に戻っていた。場所はオークション会場。元々は魔導書を競り落とす予定だったがもし、過去に戻ってきたのなら魔導書は偽物。そのまま競り落とさす帰ろうとした時、奴隷として出された赤い目の少年。

    それは死に際に見た第二皇子ミハイルにそっくりだった。年は12.3に見えるが15歳。
    サマルカンドは死亡エンドを回避するべく即購入!!やったね!!名前を聞くと「サーシャ」と答える。あれれ??ミハイルだからミーシャとかじゃなく…?まぁいいかとギルドへ連れ帰る。

    濡れ場…後半に少し有り
    一冊完結。

    闇ギルドの長、サマルカンドと、右腕であるキリオスとでこの少年(多分第二皇子で名前はミハイル)を育てて、王家の証である青薔薇が出てきたら、キリオスの父(宰相に)極秘で渡して恩でも売るか、そしてギルド壊滅回避!を企てる。

    話を聞くとこのサーシャ(ミハイル)は相当辛い人生。小さい頃に捨てられ奴隷になり、男娼として下働きし…赤眼のせいで君悪がられ乱暴な扱いをされる日々。泣ける。

    そんな痛いけな子供、守るしかないじゃん!サマルカンドとキリオス、親代わりとして、えいさほいさと愛を注ぎます。最高の悪党だな。
    はじめこそ怯えていたサーシャも心を開き元気な少年に。

    でもなんとなんと、大落ちを言うと…
    このミハイル、第二皇子じゃなくて、第一王子だったのだ!
    第一皇子は皇后と騎士の不倫の子供で、青薔薇は刺青だったんだと。だから特殊能力もなし。

    対するミハイルは正式な皇族、青薔薇も本物で特殊能力は過去回帰。すげー。

    つまり、サマルカンドを部下が殺してしまった時に、「あれこの闇ギルドの人良い人かも…好きかも。なのに殺してしまった…好きなのに…」となり、過去回帰したのだという。恋は唐突だね!!!

    でも過去回帰したとき、「初めて会った時」と念じたらなんと初めて会ったのは闇オークションで、えーー、闇オークションにサマルカンドいたんだ?!でも、サマルカンドは自分のこと知らないし、これからまた悲惨な人生送らなきゃなの?!となってた所、記憶を持ったままサマルカンドも回帰していた為、サマルカンドがミハイルの購入者となり、ハッピーという展開。

    ミハイルは、記憶を持ったままサマルカンドと過ごしており、2度命を救ったのだ。

    腹黒い一面を覗かせるミハイル。18になり皇族と正式に認められたあとは、サマルカンドと無事フォーリンラブ。後半、少しの濡れ場。恋の育みは駆け足だったが、全体の流れやストーリーの展開など読めなく、さらに裏切られてとても満足だった!

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著者プロフィール

12月20日生まれ、射手座、B型。2002年、『罪なくちづけ』でデビュー。BLや女性向け小説など幅広く執筆し、「たくらみ」シリーズ、『忘れない男』に始まる「警視庁特殊能力係」シリーズなど、人気シリーズを多数持つ。

「2023年 『先輩と僕 総務部社内公安課 FILE 2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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