夜明けのすべて DVD(通常版)

出演 : 松村北斗 
  • バンダイナムコフィルムワークス (2024年7月24日発売)
3.65
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Amazon.co.jp ・映画 / ISBN・EAN: 4934569651662

感想・レビュー・書評

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  • 2024年公開作品。Amazonプライムにて視聴。本当に地味なんですけど、素敵な映画です。体調不良で感情を抑えられなくなる女性とパニック障害を持つ男性を中心に物語は進みます。二人を取り囲む同僚たちの二人を見る目が優しい。悪いことが起こらないでと祈りながら最後まで観ました。エンディングも自然な終わり方。好きです。興行的にはヒットしたとは言えないかもしれませんが。とても好きです。

  • パニック障害とPMSにそれぞれ生きづらさを感じて苦しむ山添くんと藤沢さんが、特に恋愛感情はない同僚という立場で助け合うようになる様子がゆっくりと描かれた映画。
    2人が準備した移動式プラネタリウムの締めの言葉にじんわり感動した。夜明け前の1番暗い時期を超えれば、困難はありつつも、工夫して自分なりに生きていける毎日が誰にだって訪れるという、あたたかいメッセージを感じた。
    星が大きな象徴となっている映画だけど、夜空のカットはほぼ記憶にないくらいで、街の夜景のみのシーンが長いのも、それぞれの人の夜明けがテーマだからなのかなあと思った。
    上白石萌音ちゃん、松村北斗くんを初めとする役者さん全員、いい意味でその辺にいそうなリアル感があるのもすごかった。

  • PMSとパニック障害。それぞれに「生きづらさ」を抱えた2人が、あるところで自分以外のところにある「生きづらさ」を知り、気づき、何かが変わっていく。大きな事件は起こらない。どこまでも日常の温度感を保ちながら、そしてそれゆえにとてもリアルな感触に視聴者である私は触れながら、物語は進み、次の展開へと連鎖していく。本当に大切なことは、あからさまな言葉なり態度なりで、極端に画面に主張してこない。栗田科学の人たちのあたたかさもそうだし、主人公の2人の間に確かに存在する思いやりであったりは、「私はあなたが心配なんだ」とか、「あなたのつらさに寄り添いたいんだ」とか、そういう明確なメッセージとして描写されないけれど、それをたしかに感じ取れる「空気の演出」がそこにはあった。それはとても心地よく、映画作りとしての優れた部分だと思う。
    主人公の2人は、症状のために「生きることがつらい」けれど、死にたいわけではない。この物語には、一方で、生きることがつらくて、死を選んだ人たちの存在が、ひっそりと、しかし常にそこにあるように、描かれている。似ているけれど対比的な構造が、生きることの正の部分をより際立たせる。残された人たちの悲しみは、PMSあるいはパニック障害の2人を包み込む優しさとなって、地味で緩やかだけれど心地よい旋律を奏でる。そこには押し付けがましさも、余計な主張もない。それはちょうど、栗田科学の主力商品であるプラネタリウムのように、闇と静けさがあることによって、星のまたたきに意識が促され、闇の向こうの世界を想像させる。
    高解像度ではない、ややざらつきのある砂感のある画面は、光による画面のにじみを強調していて、これもまたこの静かであたたかな物語に相乗的な効果を与えていたように思う。
    主役の上白石さんと松村さんの好演も素晴らしかったし、脚本も、演出も、大変優れた作品でした。

  • PMSの藤沢さんとパニック障害の山添くん。ときおり、発作的症状を起こす二人を、職場の人たちは温かく見守っており。

    自分ではどうしようもない疾患はつらいよね。そんな男女の友情はたしかに微笑ましい。会社の人たちも理解があってやさしい。現実にはこんな職場はない、と思う僕は捻くれてるんだろうか。

  • アマプラで観た。
    「よく企画が通ったもんだな」と思うほど地味な映画だが、よい作品だった。

    重いPMSに悩む女と、パニック障害に苦しむ男が職場で出会い、恋愛には至らない友情を育む。ただそれだけの話だが、感情の揺れ動きの繊細な描写で飽きさせない。

    生きづらさを抱えつつ、懸命に生きる普通の人たちを、確かなリアリティで描いた佳編。

    ヒロインの上白石萌音が、絶妙なフツーっぽさ(よい意味で女優っぽくない)を全開させて好演し、チャーミングである。

    原作は瀬尾まいこの同名小説だが、私は未読。

  • 良すぎて何回も観てしまう。特にこれから寒い季節になったら絶対にまた観たくなる。そして心をじんわり暖めてくれるとおもう。上白石萌歌さんが演じる藤沢さんが素敵やったし、普段は温厚で優しい藤沢さんをあんなにも変えてしまうPMSという病気の大変さをリアルに演じられていてすごいと思った。藤沢さんに対して病気と自分の病気(パニック障害)は全然違うと初めは突き放すような態度だった山添くんも、藤沢さんと接するうちに少しずつ変わっていって、藤沢さんの病気のことを知ろうとしたり、会社の人にも気配りできるようになって、藤沢さんの優しさが伝わっていてよかった。途中で山添くんが自転車(藤沢さんに貰った)に乗ってるシーンの風景が生き生きしてみえてすごくよかった。 その他にも藤沢さんが初詣にいってるシーンとか、会社からの帰り道とか、好きなシーンがいっぱいある。あと、2人のしんどいときはお互い様って感じで自然に助け合える関係がよかった。

  • パニック障害とPMSを抱えた男女の日常を描く。他人からは理解されにくい病に悩む同僚のふたりが、しだいに打ち解けていく。恋愛ではなく友情のような同志のような穏やかな関係が良い。
    変にリアルすぎず、エンターテイメントとして味わえる温かい物語。

  • 自分でコントロールできない症状を抱えた2人の数年間が描かれた映画。
    パニック障害とPMS。
    日常生活を送る上で、困ることが多いと思います。

    登場人物の2人が、相手を少しでも理解しようとする気持ちを持っているところ、
    また、その周りの人達が2人をそのまま受け入れているところに温かさを感じます。

    心に余裕がない毎日を送っていると、頭の中が苦しい気持ちでいっぱいになってしまう。
    そんなときに見ると、狭くなっていた視野が広がって少し余裕を取り戻せるのではと感じる映画でした。

    夜がやってくるから、闇の向こうのとてつもない広がりを想像することができる、という考え方、好きだなと思いました。

  • 職場がSSRすぎる。うらやましい。

  • 「妊娠したら死にたくなった 」もあるし
    女性ホルモンって怖いな・・

    でも理解のある社会は無理だと思う。
    いくらPMSだからって怒鳴られたら嫌だもんw


  • 「自分の発作はどうにもならないんですけど、3回に1回くらいだったら藤沢さんのことを助けられると思うんですよ」

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    原作既読。PMS(というよりはPMDDかなあ)に苦しむ女性とパニック障害に苦しむ同僚男性の物語。

    冒頭の「どうして自分は(PMSで)こうなんだろう、なんで上手くいかないんだろう」というモノローグからしんどいのだけど、主人公二人が互いが抱えるものを(完全にではないが)少しずつ理解して、ゆっくりと“なんとなく気にかける同志”になっていく過程が良いなあ。

    原作自体は短いので、映画にあたり改変・追加された部分はあるが、違和感なく物語に織り込まれていたし、母親・恋人・友人・上司など周りの人々やプラネタリウムのエピソードをほどよく描くことでより主人公二人の“夜明け”の物語が深まっていたと思う。

    主人公のひとり・藤沢さんはお節介な面もあるけれど、上白石萌音の雰囲気もあってか嫌味な感じにはならなかったし、松村北斗も「ファーストキス 1ST KISS」などでの役柄とは全然雰囲気が違うのには良い意味で驚いた。

    太陽のように明るくも、深夜のような真暗闇でもない“夜明け”に、ささやかな希望を感じる作品だ。

  • AIにオススメの映画を聞くにあたって、ボクのつくってる過去10年間のベストテンの映画100本を分析してもらって、その上で、1700本くらいある見たい映画リストを読み込ませて1本を選んでもらいました。

    GPTが選んだ映画がこれでした。
    『今年の邦画の中でも特に評価が高く、鬱屈した日常を抱える二人が出会い、少しずつ互いを理解しながら前に進んでいく物語です。派手な事件も大きな盛り上がりもないのに、静かで深い感動が残ります。

    あなたが好む「日日是好日」「そして父になる」「ぼくたちの家族」と同じく、人生の小さな瞬間を丁寧に描き、人間の優しさと不器用さを映すタイプの作品です。

    評論家からも観客からも評価が高く、観終わった後に心がじんわり温まるはずです。』

    タイトルは知ってたけど、誰が出ているかも知らない映画だったのですが、勧められるままに見たら確かにいいんですよ。これからはAIに聞いて見るのが一番いいかも。

    もともとドキュメントみたいに日常のディテイルを描く映画や小説が好きですからね、AIはそれを読み取ってます。

    PMS(月経前症候群)は生理前になるとイライラして怒りを爆発させる病気なんだそうです。知りませんでした。主人公の上白石萌音がこの病気で、切れまくったことで会社を辞める羽目になり、小さい会社に再就職します。

    その会社の隣の席にいた無愛想な男性社員が、パニック障害で苦しんでいるという話です。

    中でパニック障害の人の書いたブログが紹介されてました。

    『パニック障害になってから 電車もバスも乗れなくなった。
    歩いていけるところが世界のすべて。
    何を食べても美味しくないし、何をみても面白くない。
    やりたいこともやるべきことも何もない。
    生きるのが辛い。
    でも死にたくない。』

    なかなかつらそう。

    二人は互いの病気のことを知り、助け合っていく話なんで、ボクのキライな難病ものなんですが、ずっと淡々としていて盛り上がらないとこがユニークです。

    二人は夜になると一緒の部屋で過ごすのですが、恋愛関係にならない。最後は上白石萌音は会社をやめて実家に帰っていくのですが、そのことを告げても「あーそう」とあっさりした反応。病気と向かい合って生きていくだけで必死なんでしょうか。

    こんなひどい病気ではなくても、誰しも生きづらさを抱えて、息を潜めて生きてるとこあると思うんだけど、それをひしひしと感じさせつつそれでも助け合うことはできるというコンセプトが良かった。


    <夜についてのメモ>
    夜明け前がいちばん暗い。

    これはイギリスのことわざだが、人間は古来から夜明けに希望を感じる生き物のようだ。

    たしかに朝が存在しなければ、あらゆる生命は誕生しなかっただろう。しかし、夜が存在しなければ地球の外の世界に気づくこともできなかっただろう。

    夜がやってくるから、私たちは闇の向こうの途轍もない広がりを想像することができる。私はしばしばこのままずっと夜が続いて欲しい、永遠に夜空を眺めていたいと思う。

    暗闇と静寂が私をこの世界につなぎとめている。どこか別の街で暮らす誰かは眠れぬ夜を過ごし、朝が来るのを待ちわびているかもしれない。しかし、そんな人間たちの感情とは無関係に、この世界は動いている。

    地球が時速1,700キロメートルで自転している限り、夜も朝も等しく巡ってくる。そして地球が時速110,000キロメートルで公転しているかぎり、同じ夜や同じ朝は存在し得ない。

    今ここにしかない闇と光。すべては移り変わっていく。

    1つの科学的な真実。

    喜びに満ちた日も、悲しみに沈んだ日も、地球が動き続ける限り必ず終わる。そして新しい夜明けがやってくる。

  • キャストがよかったので期待して観たけど、原作の方がすきな感じだった。原作でキュンとしたところ、ここが大事なんだろうなって思っていたところ結構なくなってて、映画全体でなにが言いたいんだろ〜って思った。PMSの表現とかむずかしいことをしているのは伝わるけど、勿体ない。

  • 小説も読んだけどPMSでここまでなるか?ってのが上白石萌音の演技うますぎて…確かに小説を読んだ時パニック障害と同等か?と思ってしまった方だけど生きづらいよなほんと



  • 想定の範囲内で
    何も起こらない

  • パニック障害とPMS。
    分かりあうにも、知識がないと分かりあえない。

    あんな職場で働けたら。

  • ネトフリで視聴
    登場人物皆が優しい映画。
    皆が誰かのことを想って行動する様子があたたかい。
    優しすぎて現実味が…と思いながら、こんなことを考えてしまう自分が擦れてるのか…とも思ってしまう。

  • 2025/02/03

  • 柔らかいエンドロールが良かったです。
    いろんな病気があるんですよと知ってもらうには、映画という媒体はとても適していると再認識しました。

  • ふだんはいい人なのに〜、お月の前は怖い。
    経験あります。イライラするんだよね、どうでもいいことが。突っかかる物言いをしたり。
    私はまだ軽かった。自分でもわかっていたし。
    彼女はよく頑張ったね!えらい!
    今だったら、四毒抜いてみる?って言ってあげるかも。笑
    話はゆるゆる、時々ピカり。穏やかな時間のなかにたまに山椒が当たるけど、まあ全て許せる。
    みんな他人のことを理解しようとしていて、優しかった。万能な人はいないから、お互いいろいろ助け合って生きていけたらいいよねって思える映画でした。ほんとそうなりたいね。

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