- 本 ・電子書籍 (334ページ)
感想・レビュー・書評
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代表的なアーキテクチャの紹介に加え、どのようにアーキテクトしていくか、決定したアーキテクチャをどう文書化し共有していくか、といった実践的な内容が網羅されており、しばらく現場から離れてるおじさんの復習という用途にも打ってつけだった。
品質保証について深掘りしているのも良い。特にパフォーマンステスト、負荷テストのあたりはプロダクトがスケールしていく際に都度考えなければならないところなので、しっかりとおさえておきたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一応通読はしたが、そこまで得られたものは多くなかった。
この本のねらいから仕方のないことなのかもしれないが、他の本からの引用が多く、どこかで聞いたことのある話が多かったように思う。
逆に言えば、アーキテクトに興味をもったときの一冊目として、どの方向にフカボリをしていくかの参考にする文には良いのかもしれない。
以下、読書ノート。
https://github.com/takeoverjp/booklog/blob/main/the_art_of_software_architecture.md -
オライリーの『ソフトウェアアーキテクチャの基礎』と同様、アーキテクトの仕事について書かれた本。ただしオライリーのそれに比べると、書名に「教科書」とあるように、より初学者向けで、全体を俯瞰するに止める感じで、すでにある程度経験のある開発者には少々物足りない。ある程度経験のある開発者がふむふむと唸るオライリー本とは対象的である。ただし、その分SOLID原則などの基本原則、レイヤードアーキテクチャやモノシリックといったシステムのアーキテクチャ、ドキュメント標準化などの開発プロセスについて、認証基盤やロギングなどの開発基盤など、システム開発全体に渡る活動について理解しやすく書かれているので、やはり「教科書」としてはこちらが適しているだろう。