「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない (ディスカヴァー携書) [Kindle]

  • ディスカヴァー・トゥエンティワン (2024年7月31日発売)
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みんなの感想まとめ

自分の「好き」を言語化する技術を学ぶことができるこの本は、特にSNS時代において自分の感情や思いを表現する力を養う手助けをしてくれます。著者は、読者が自分の言葉で素直に感情を伝えることの重要性を強調し...

感想・レビュー・書評

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  • 感想を述べる際に、よく「考えさせられた」と使いがちだと反省。読み手の気持ちにも配慮し、自分の言葉で、素直に言語化してみる。自分らしいオリジナルな文章にこだわって、表現力を向上させたい、と思わせてくれる本。

  • 現在本屋に平積みされているバカ売れの本!書評家さんの筆。ブクログユーザー必読?笑。

    SNS時代にどう自分の好きを言語化するか。伝える系の本はそれなりに読んでいるけど、新しい感覚を頂いた感じです。

    - 面白さとは「共感」か「驚き」である
    - フェーズ1:相手と自分の情報格差を埋める→フェーズ2:伝えたいことを伝える

  • 好きを言語化する方法を知ることができました。

    アウトプットし修正していく作業の必要性も学べました。

    発信し続け、推しのファンが増えていくといいなと思います。

  • 『他人の意見や感想を先に見ない。』これは自分でも常々思っている。先に見てしまうと、そっちの意見に流されてしまう。自分は映画鑑賞や読書が趣味で、このブクログもそうだが、自分の意見をまとめる力を養うために、感想を残すようにしている。本書を手に取ったのも、うまく自分の考えを表現したいと思って。しかし、どちらかと言うとエッセイの書き方みたいな感じだ。自分の体験を交えて自分の好きな事を他者に伝えるようにすれば、自分の言葉で表現できるというのは参考になった。沢山感想を書いて力をつけていきたいと思う。

  • [読了]
    SNSを中心とするソーシャルメディアに溢れた現代で端的に発信するにはどうしたらよいのか。
    オタクを自認する著者の軽快な解説は、まるで目の前でご本人が早口で(多少オタク口調で)話されているようなライブ感があって読み進めやすい。
    推しの魅力をどう伝えるかという事は、つまりは自分の好きをどう伝えるかという事。妄想する、細分化する、クリシェを避ける、、など、具体的な解説は分からりやすく、かつ実践しやすく感じた。
    あとがきにあった「他人の言葉と距離をとろう、自分の言葉をつくろう」に深く頷いてしまった。

  • 推しを語るには他人に左右されず、自分の感情を細かく言語化して言葉に残し、それを磨き続けることが大切だ。

    私は、「推し」という感覚が分からない。
    好きなものはある。でも、広めたいとはあまり思わない。
    ただ、好きなものを力いっぱい語りたいという気持ちは分かる。
    広めたいわけではなく、ただ発散したい。
    それの何が好きなのか?
    それのどこが素晴らしいのか?
    そういうことをぶちまけて、すっきりしたい。
    そんな気持ちは分かる。
    ただ、興味のない人に対して話をまくし立てる人は嫌いだ。ほとんどテロリストだと思う。
    そうはなりたくない。

    「人に自分の好きなものを伝える」というときに、この本はとても分かりやすい。
    文章が話すような口調で読みやすい。
    本を書くというのは堅苦しいものではなくて、これくらいラフな言葉でも良いのかも、むしろ、これくらいの方が伝わりやすいのかも、とも思う。

    この本で推奨されていることの一つ、一人孤独にメモを取ること。
    私はメモが大好きだ。
    何につけ、色んなところにメモを残している。
    自分の足跡を付けるのが大好きだ。
    RPGゲームでも、隅々まで歩いてマップをコンプリートしたい欲が強かった。
    一人でメモを取ること。それは、自分の感情を言葉にすることになる。それを繰り返していれば、何かについて語るとき、言葉が出やすくなる。
    いざ何かについて話すとき、焦らなくなる。

  • 誰かの言葉によって、自分の思考が影響を受けすぎてしまうこと。それが言葉の怖いところなんです。
    本書 p.261

    本書を書き上げた著者の動機が興味深かった。情報化社会の中で、読書離れとともに、発展し続ける生成AIによって、「言葉」が自分たちから発せられているものなのか、それとも周りや機械から発せられているのか。今一度よく考えてみる必要があるのかもしれない。

  • 自分の「推し」を語ることの奥深さに気づかされました。特に、ただ「やばい!」と言うだけではなく、感情や体験を細かく言葉にすることで、より豊かに伝えられることが面白かったです。今後、自分も日常の中で「好き」をもっと具体的に表現することに挑戦してみようと思いました。自分の言葉で語ることで、推しへの愛情がさらに深まりそうです。

  • 夏休みの読書感想文に苦しむ全ての人に送りたい名著。「推し」だなんだと使われている語彙は軽いが、この本に書かれていることは、自分自身の感動を言葉として焼き付けておくことの重要性だ。文章を書き慣れない人のために、必要最小限の書き方マニュアルも紹介されているが、そこは明らかに本質ではない。情報が溢れる現代だからこそ、SNSに流れてくる他人の言葉に毒されていない、自分自身の生の感動をきちんと細分化して、大切にしたいものだ。

  • まさに、今の「推し」が三宅香帆さんな私。
    とある動画で、たのしそ〜に本を買いまくり、買った本の著作の素晴らしさを語る、そんな姿が可愛らしく、面白くてタメになる!今憧れの書評家である。
    本の「好き度」が伝わり、本が見たくてウキウキしてしまうのが三宅さんの書評だ。
    どうしたらこんなにわかりやすく、楽しく本を紹介できるんだろう?
    そんな秘密に迫りたくて、思わず「推し」の本を買ってしまいました。

    この本も、動画で拝見したときと同様、伝えたいことが大変わかりやすい。
    とくに言語化の中で「ほうほう」と思ったのは、「相手の持っている情報を意識する」こと。
    これが彼女の話のわかりやすさにつながっているように思う。
    相手がその言葉を知っているのか?
    言葉を噛み砕き、必要なら簡単な注釈を加えていくこと。
    また、相手が興味のあること、興味がないかもしれないことを、前置きしておくこと。
    相手と自分との好きな度合いや、情報のギャップを埋めることは、書評だけではなく、会話や、プレゼンでも重要だと思う。 
    相手に何を伝えたいのか?常に相手目線を忘れない姿勢が、「推し」の素晴らしさを布教することにもなるし、自分の中の感動を言語化し、自分のことを知ることにもつながるのだ。
    なるほど、だから三宅さんの書評は、どんなに難しい本でも、なんだか「私でも読めちゃうかも?!」と思わせてしまうんだなと、とても感心した。

    また、もう一ついいなと思ったのは、「推し」は実は誰にでもあると気付かされたこと。
    「推し」って聞くと、なんだかその言葉自体が専門用語のようで、好きなアイドル、好きな俳優みたいな、特定人物とか、ものすごくディープな感情を想像してしまっていた。
    めちゃくちゃその対象が大好きすぎて、グッズを買う(いわゆる推し活)なんてことはほとんどないので、「推し」という言葉の持つテンションと、自分は無縁なもののように思っていたのだ。
    でも、誰にでも好きなものはあるはず。
    もしかしたら自分だけの中にしまっておいてもいいかもしれない、そんな感情を書き残しておくのって、実は自分のためにもなる。
    じつは、好きなもののことを語ることが、「推し活」そのものであり、当事者ではなく、ファンにしかできない「推し」もあると教えられたのだった。

    私だって本が好きなので、読書の魅力をもっと広めたい!古典って面白いんだぞと布教したい!
    これも立派な推し活に違いない。
    この本を読んでいて、私もだんだん「推し」について語りたくなってしまった。

  • 三宅香帆著『「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない』。まず『わかるー』となった。「泣ける」、「やばい」、「考えさせられた」多用してました(笑)。三宅さんの好きなものを推す熱量に圧倒された。1から10は実践出来なくても、その時に応じたピックアップで言語化し易くなるのは間違いない。熱い語り口面白かった。言語化楽しみたい。

  • 前に著者の『(読んだふりしたけど)ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読む方法』を拝読しましたが、本著も似たような方向感の1冊で、「読み方」と「発信の仕方」という違いはあれど、ある種のガイドブックですね。
    本著は「推し」の素晴らしさを、知らない人にも伝えるガイドブックでしょうか。ブクログのようなレビューの観点では本著の方が近いかなと(レビュー対象が"推し"の時もそうでない時もありますが(笑)。Kindle Unlimitedにて読了。

    個人的に、あらためて気を付けたいなと思ったのは以下の2点です。わかっているつもりなのですが、ついやってしまうんですよね…。
    1. 伝えたいなら「通じるコトバ」で
     本著、「推しの布教」が前提となっているので、「相手との情報格差を埋める」「注釈をつけて語る」といったテクニックが解説されています。
    2. 気を付けたいNG表現
     「泣ける」「考えさせられる」というクリシェ(=ありきたりな表現)は「あなた自身の表現を奪ってしまう」から避けるべし、との記述が。
    「考えさせられます」ってめっちゃ使ってるー!

    タイトルからしてストライクゾーンは広くないのかな?という1冊ですが、読みやすいのでターゲットにハマるなという方は読んでみても良いのでは。

  • 読みやすく、なぜどのように推しを言語化するのかを説く
    好きは共感か驚き、話す前に相手の前提を考えるというのは生活に役立つ
    分かりやすく説明されたので他の本も読もう

  • やばい、すごい、印象的、、、などの言葉に逃げてしまいがちな自分にとって、この本での最初の言葉は読むのに嫌気がさすほどに的を得ていた。

    最近売れてるらしいから、という何とも浅はかでミーハーな理由で読んでみた。

    1つだけ、本筋とは関係ないが気になったことがある。
    それは、「推しは自分だけの好きで構わない。押すことに周りの意見なんて気にしないべきだ」という主張だ(大体こんなニュアンスだったと思う!どこにあったか忘れた!!)
    よく日本人は大衆化を望む、と言われる。それがいいか悪いかは置いておいて、この没個性化という特徴も推しに当てはまるかなと思った。周りが好きって言ってるから自分も推そう。という心理が働いてるひとは一定数いるのではないかと思った。
    このことは、ある意味この本のテーマになっている。
    周りの意見に流されて、なんかすごそう、やばい、〇〇が言っていたように、などなどと自分の意見をが出せなくなっていく。
    ネタバレ文化、映画のコンテンツ消費、倍速視聴などなども同じようなものである。
    周りに流されないで自分の意見を出そう!!という趣旨のこの本で「推しは自分だけの好きで構わない。」というのはちょっとだけ引っかかる部分があった。

  • 『自分の感想を書く前に人の感想は読まない』
    「この本すっごくいい!」
    「言葉が出てこないよ」
    「感想読もうかなー」
    自分だけの感想はその時にメモをする。
    先に人の感想を読むと上書きされてしまう。
    自分の好きを大切に向き合いたい
    #読書記録

  • 「むり!!すき!!!」
    つい先日、推しのアイドルのイベントに参加した感想を求められて、まさにこんな言葉しか出てこなかった語彙力ゼロオタクには打ってつけの本でした。
    推しの魅力を伝えたい、けどどう表現したらいいのか分からないし…そんなモヤモヤを抱えたままいつも自分の頭の中で何となく感想を咀嚼して、似た感想を持った他の誰かの文章を読んで「そうそう、私が言いたかったのはこれなんだよ。」と納得していました。
    だからこそ、本書の"他人の言葉に支配されない"というフレーズにハッとさせられました。
    私の感じた気持ちや推しの魅力は私にしか表現できないのに、それを他人の言葉で上書き保存してしまったらもったいないのではないか。
    これは他人の言葉に影響を受けてばかりだった私にとっては大きな気づきであり、本書を通じた一番の学びでした。
    文章を書く上での具体的なテクニックなども多く書かれているので、これらを参考にしながら少しずつ自分だけの言葉で表現する練習をしていこうと思いました。

  • そうか。こんな感じの本がいまは売れるのか。夏休みの感想文の宿題に困っている小中学生のみなさんに読んでもらったら良い本だと思う。とても優しく読みやすいように、語りかけるように書かれている。本を読むのが苦手な人にもぴったり。

  • この本で勧めている感想文の書き方は、以下の通り。
    ①感情が動いた箇所を具体的に挙げる
    ②どう感情が動いたかをメモする(非公開がオススメ)
    ③なぜそのように感情が動いたかを深掘りする

    ブクログで読書メモを取りはじめてからかなりの期間になるが、感情が動く度にメモ、というのはやったことがなかったので、試してみる。

    他人の感想を見る前に、自分の感想を書くべし、というのはとても共感できた。
    これまで何度も他人の感想を先に呼んでしまい、自分の感想を見失ったことがあったので。。。

  • 学生時代から日記をつけていた理由を、20代後半になってやめてしまったそれを、最近再開した理由を思い出した。

    SNSでインスタントに他人の考えに触れることができる時代。何か素敵なものに触れた時、自分でその想いを言葉にするより先にTwitterを開いてしまう。
    明確に、的確に、そして圧倒的な知識量に裏付けされた尊敬すべきオタクの方々の感想を読み、なるほど、と唸る。
    それはそれで楽しい時間ではあるのだけど、そうやってSNSで見聞きした他の人の感想を、自分が感じたことのように語り始めてしまった時、ん?となる。

    そんな私にぴったりの本でした。

    「自分の言葉で、自分の好きなものを語るーー
    それによって、自分が自分に対して信頼できる「好き」を作ることができる」p57
    「今はもう好きじゃなくても、いつのまにか自分の一部になっていた「好き」の感情が保存されている。これって意外と大切なことじゃないでしょうか。」p61


    自分の心がどうして動いたのか、どういうふうに動いたのか、ちゃんと書き留めておきたい。

    ------------------------
    ・言語化とは、細分化のこと
    ・人の感想を見るのは自分の感想を書き終わってから
    ・まずは孤独に自由に書く

  • 今は、報告書をひたすら作成する仕事をしているので、仕事の一助となればと思い、本書を読んでみようと思った。これが大正解!
     最も印象に残ったことは、クリシェ(ありきたりな表現等)を多用しないこと、言語の細分化ということだ。クリシェについては、文章を作成する際や何気ない会話で多用していることに気づく、多用する一番の理由は楽だから。そこを自分の言葉として描写する方法が書かれている。
     言語の細分化については、クリシェを多用しないことと関連するが、具体的に自分の感情や考えたことを言葉にすることである、語彙力ではなく細分化が大切だとのこと。
     これらのことは、共感できたので、常に意識してみようと思う。意識すれば今よりも日常が晴れやかになる感じがするから。

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著者プロフィール

文芸評論家。京都市立芸術大学非常勤講師。1994年生まれ。高知県出身。京都大学大学院博士前期課程修了(専門は万葉集)。京都天狼院書店元店長。IT企業勤務を経て独立。著作に『人生を狂わす名著50』、『バズる文章教室』、『(読んだふりしたけど)ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読む方法』、『妄想古文』、『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』、『「好き」を言語化する技術』、『30日de源氏物語』など多数。
X(旧Twitter): @m3_myk
Youtube : @KahoMiyake

「2025年 『言葉にできない想いは、どうしたら伝えられるだろう。──悩める大人に贈る万葉集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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