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感想・レビュー・書評
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「よむ→朗読、よむ→解釈、かたる→仲間と語る」高齢者の読書会の話。
毎月第一金曜日、喫茶シトロンに集う。
20年続いている読書会。
参加メンバーは個性溢れ、
愛嬌があって憎めない。
亡くなったメンバー、
新メンバー井上さんの真実、
それぞれが抱える病や家庭事情。
それでも、前を向いて歩いていく。
マンマの言葉が良かったなあ。
「誰もが欠けた部分を持っていると
気づいた。自分だけじゃなかった」
自分の殻に閉じこもっていると、
そんな単純な事も見えない。
何人か人が集うと、
自分のことも世の中のことも
見えてくる。
完璧ではない自分を
読書会という鏡で
見ることで、俯瞰できる。
周りの人達を慮る気持ちを忘れずにいられる。
こんな読書会があったら
参加したいな。
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老人たちの読書会の会場となる喫茶店を引き継いだことから、読書会にも否応なく巻き込まれる主人公。読書会は朗読と読解の2つの側面て行われ、それぞれのキャラクターが滲み出ていて騒々しく微笑ましい。絶妙な組み合わせなので実現は困難だろうけど、こんな集まりを持てたら人生楽しいだろうなぁと思った。
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猛烈に読書会に入りたくなり
東京都内で探したら、怪しすぎる読書会しかなくてガッカリしました。
宗教?マルチビジネス?
ありゃりゃ
こんなにハードルが高いとは
思いもしませんでした。
平和な読書会。
良いなあ~。
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わたしよりもこの本を貸した母が色々と共感し思うことがあった様。やっくん以外の登場人物の年齢に近いからかな。それでも、お年寄り特有のブラックユーモアとか、涙脆いところとか、ふとした仕草、意固地な性格などなど「きっと誰も彼も歳を取ったらそうなるよね!」と前向きに思う。
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評判が良かった本ですが、個人的にはそこまでではなかったです。
もっといろんな本のことが出てくると思っていましたがそう言う内容ではなかったです。 -
悲喜交々を上手く描いた、読後感の良い良質なエンターテイメントという印象。自分はハマるという感じじゃなかったけど、好きな人は多そう。
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「平場の月」が良かっただけに期待したが、ちと残念だった。
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☆メモ☆
どの人にもその人らしさがあると知りました
「その人らしさ」というよりももっと強烈な「その人でしかなさ」がどの人にもあります
ほんとうに、あなただけのお話ですか?
あなたひとりでつくりましたか?
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人間はやっぱり社会的な生き物
他との関わりなしでは、生存はできても生きることはできないのかも
多種多様な関わりの刺激があってこそ自分を知る事ができるのかも
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なかなか最後まで、どうなるのかわからなかった。
著者プロフィール
朝倉かすみの作品
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