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Amazon.co.jp ・電子書籍 (320ページ)
感想・レビュー・書評
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「二人一組になってください」。よくあったよね。いじめてもいじめられてもいないつもりだけど、正直、あまり好きじゃなかった。
初めての著者だけど、読み出したら、先が気になって、一晩+朝で一気に読み切ってしまったけど、読後感がなんとも。。。 -
タイトルが秀逸。気になって読んでみました。
とある底辺高校。
とあるクラス。
二人一組になるときに常に余ってしまう生徒。
クラスにはスクールカーストがあり、自然とカースト内でしかグループを作らないJKたち。
冒頭は、このクラスで起こっていることに視点が置かれる。
果たして、二人一組になれない余りものの生徒は、いじめられている側なのか?
スクールカーストものらしく、仲良しに見える人たちが実は…という様々な人間関係の形が興味深い。
かと言ってドロドロもし過ぎておらず、非常に読みやすい。
デスゲームのルールもシンプルであるけれど、パニックになって何も考えていないと死んでしまうという、ちゃんとしたゲーム性もなかなか面白い。
死に方もいろいろで、現実離れしているため、真に迫って読まなくてよく、変な言い方だけど、フィクションとして捉えられる。
そのため、ライトな読者層にお勧めできる作品だと思う。
次々に視点が変わっていくのが面白く、視点が映るとその人物の過去や内面が浮かび上がる。
何人もいるため飽きてしまうかと思ったが、割とすぐにお亡くなりになるため、ダレずに読めた。
それぞれがカーストのなかで、なぜその地位なのかも説明されており、女子高生大図鑑的な面白みもある。
名前も規則性?がありそう。 -
面白かった!
イジメを通して女性(人間)の醜さを描きたかったのか女性(人間)の醜さを通してイジメを描きたかったのか。
立読みのさわりの部分でこういうの好きって感じで買ったがなかなかハードでしたね。
醜さだけでなく友情や希望も描かれてるのは救いがあります。 -
これはすごい。
こんなにゾクゾクとさせられたのは久し振りだ。
底辺女子高で突如として始まったデスゲーム。
クラスの女子が次々と息絶えていくのだが、一人一人にバックグラウンドがあり、最後の瞬間に至るまで哀愁が漂っていた。
作中のデスゲームのルールが理解できたあたりから、最後はどうやって終わらせるつもりなのだろうと考えていたが、なるほど、そういう締め方で来たかと感心した。
とにかく、この作品は読んで損はない、そして次回の本屋大賞も狙えるのではないかと思っている。 -
話題書!
気になってたのでオーディブルで聴きました
バトロワなんだけど
女子校なせいで
よりドロっちぃ感じでした
そこがとてもよかった!
さっぱりしたケンカとかではなく
お互い思ってることたくさんありながら
表では仲良く接するあの感じ。
あー、女子だわ…とゾクゾクしながら読了です
エンディング、
なぜそうなったんだ…
と疑問の余韻に浸ってます
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女子中高生にはうける内容かもしれない。
いじめやカースト
もう少し特定の子の内面を照らして欲しかったし、デスゲーム的なのももう少しドキドキさせて欲しかった。
ただ、この時期のちょっとした上や下という女子の力関係をよく描いているとは思った。
軽く読めておもしろい。 -
小学生のとき流行っていたデスゲームものと同じ系統の本。
ご都合主義の謎ギミックによる理不尽な死が登場人物を待ち受ける。
登場人物の心理に重点を置いているのだとは思うが、ミステリーとして読むとがっかりする。 -
1日で一気に読んだ。
一人一人の物語が分かり易くて背景も想像しやすかった。
いつの時代も「いじめ」はなくならない。
これも一つの方法。 -
二人一組デスゲーム。
友達とは何か考えさせられた。
人生においては数人親友と言える人がいればそれで良くて、ランダムに割り振られたクラスのみんなと円滑な人間関係を築くのは難しい。
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女子高生たちの心情サスペンス。子どもが読みたくて買った本を後から私が読むスタイル。思春期真っ盛りの少女のスクールカーストを取り巻く環境と心情にヒリヒリする。面白くはあったけど、怖いものはもう好んで読む歳じゃないので、再読はないかな。10代には刺さるかも、でも希望を持って欲しい。
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面白かったイッキに読んじゃう。
でも最終章は無かったほうが良かったかな何で入れちゃったんだろ? -
●スクールカーストあるある
●見て見ぬふりは目に見えないイジメではあるものの、全員が罰の対象になるのは過激
●醜悪さと美しさの両側面がある -
リアリティ無視のとんでも設定下で繰り広げられるサバイバルゲーム。
生徒一人一人のキャラ設定とドラマ、その考察・構成は大変な作業であったと思われます。しかしながら特に新味の感じられない結末には落胆させられました。
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