本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
本 ・雑誌 / ISBN・EAN: 4910033051046
感想・レビュー・書評
-
ブクログレビューを拝見して知った「はにわ」特集号。
「はにわ」の特集だけ読んだ。
2年前、東京国立博物館をひとりで1日かけて巡った際、「はにわ、(想像していたのより)でかいな!」と驚いた。
今年2月、ソラマチで「はにわ」のTシャツを売っているのを見て、ちょっと欲しくなった。
「はにわ」に特別興味があるほどではないのだが、本誌は興味深く読んだ。
そしてこれは昨年のもので、昨年東京国立博物館で開催された「はにわ」特別展の為の特集であった。
知っていたら、行っていたと思う。
やはり芸術新潮の、その年の美術展予定一覧の号は見ておくべきだなと思うのだが、図書館で借りられるのがいつも数ヶ月待ちなのがたまに傷。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
表紙の埴輪は、
埴輪で初の国宝となった挂甲の武人。
キョトンとした顔つきだが、
兜、挂甲という鎧、左に弓、右手に太刀、
全身フル武装でカッコいい。
2019年に70年ぶりに解体修理が行われ、
元の色彩が白だと判明し綺麗になってお目見え。
埴輪ブームの歴史について、
戦中は、大王の陵墓を護るという役割が、
皇国史観と結びつけられ、戦意高揚に利用
された埴輪。戦後は、イサム・ノグチによって、
埴輪の芸術性が見直され、戦中の軍国利用の
イメージは忘却されるが、埴輪の対抗馬として
岡本太郎が縄文発見を推しだし、埴輪ブームは
下火に。現在は、サブカルチャー文化に乗り、
はに丸やひんべえのようにマスコット化され、
癒し的な存在として親しまれている。
埴輪自体は、古墳時代から何ひとつ
変わっていないのに、日本人の、埴輪に対する 見方や捉え方が、明治、大正、昭和と時代によって変化してきたのは、興味深い内容だった。 -
幼少の頃毎年夏休みに日南海岸にあった橘ホテルに滞在していた時に、出会った埴輪園の埴輪。数十年ぶりに宮崎へ行って埴輪の魅力に再び魅せられてしまいました。
昨年、タイミングよく上野で埴輪展開催されてちょっとした埴輪ブームが発生(勝手にそう思っている)。この開催に際し出版されたのでしょう。展示会場で記載されていた文は少し専門家的な記載のため、読み手には多少理解しづらい印象を持ちましたが、本誌はとても綺麗に纏められていると感じております。
新潮社の作品





