ようやくカナダに行きまして (文春e-book) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 光浦さんのエッセイ大好き。
    ネガティブで繊細な光浦さん。芸能界に段々と居場所がなくなってきていると感じ悩み、カナダへの留学を決めた前作から3年と少し。コロナ禍の色々もありながら、ようやくカナダに行くことができた光浦さんが、異国の地で四苦八苦する。

    クラスメイトになかなか話しかけることができずに孤立してしまったり、スイス人のクラスメイトから意地悪をされたり、10代に戻ったような学生生活の洗礼を受けつつも、かけがえのない人々と出会い、友情を深めていく。特にコロンビア人のヘレナさんはとてもすてき。

    細かいことが気になりすぎる性分の彼女が、よく言えば大らか、悪く言えば雑な、バンクーバーという土地柄に揉まれ、だんだんと、ちっちゃいことは気にならなくなっていくのがすごく良い。メンタルのストレスがすぐに身体に現れてしまう体質は、私も似たところがありますます共感できる。

    あとがきにあった、「笑顔でご機嫌でいることは自分も周りも楽にさせ、仕事でも家庭でも、生きることそのものを効率的にする」という学びは紙に書いて貼っておきたい。また、1年カナダにいたぐらいで英語はできるようにならない、というのも非常に有用な情報。10年後くらいに語学留学しようかな、などと血迷わないように、自分を戒めたい。

    カレッジ編の出版も楽しみにしています。

  • 今の状況に変化を求めるならば、特に芸能人などは、海外が一番の選択肢なのかもしれない。環境ってとても大切。気づいたらすぐ実行するフットワークも重要。ってわかっていてもなかなかねぇ・・。

  • 光浦さんの行動力と、ネガティブな感情ふくめて飾らずありのまま言葉にする表現力に夢中になって一気読み。何歳からでもなにかを始める、自分を変えるパワーをもらえる。カレッジ編も出していただきたい。

  • カナダでの飾らない素の体験談。特に上の住人との騒音やりとりがとても良いです。続編のカレッジ編、是非出してほしい!

  • 光浦靖子さんのエッセイが好きだ。ナイーブなところがあって。ちょいちょい「わかるわ〜」と頷きながら読んでいた。
    空港で見送ってくれた後輩芸人達のことを「絶対にスクールカーストを下から支えたであろう人らよ。」というところを読んでいて、光浦さんさの交友関係って無理がなくてなんか良いな〜て思った。

    前半は、英語を勉強しすぎて、脳がバグったのか文章がちょっと硬い日本語だったけど、後半彼女らしい文章になっていって良かった。
    ちょいちょい面白くてくすくす笑うところがあった。
    ・初対面の日本人の髪型ばかり気にしている若いヒョロヒョロの男が私の肩を抱いて人生観を語ってきました。これぐらい図図しく生きられたら楽だろうな、と思いました。

    向こうでマッチングアプリをして、デートをした話とか、ホストファミリーの話とか、引っ越しの話とかいろいろあって面白くてすぐに読んでしまった。
    カレッジ編も書いてね。今から楽しみ。

  • ゆる〜い留学エッセイ。
    優秀な方なのにこの謙虚ぶり、腰が低すぎて疲れないのかなと感じるが、生活に重きを置いた大人の留学話。

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著者プロフィール

タレント。1971年生まれ、愛知県田原市出身。東京外国語大学在学中の1992年に、幼なじみの大久保佳代子と「オアシズ」を結成。1993年にフジテレビの深夜番組『とぶくすり』にナインティナイン、よゐこ、極楽とんぼとピンでレギュラー出演。それが1995年に『めちゃ2 モテたいッ!』、1996年に『めちゃ2 イケてるッ!』になってゴールデンタイムに進出する。2003年、雑誌「TV Bros.」で悩み相談『脈あり?脈なし?傷なめクラブ』を連載開始。読者から送られてくるどんな悩みに対しても、親身になって17年以上答え続けている。当連載はこれまでに『傷なめクラブ』『お前より私のほうが繊細だぞ!』の2冊が刊行されており、この本で3冊目となる。趣味は手芸。


「2020年 『傷なめクロニクル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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