資本主義の中で生きるということ [Kindle]

  • 筑摩書房 (2024年9月21日発売)
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本 ・電子書籍 (396ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 現代社会において、経済格差が広がる一方だという気持ちから手に取りました。

    エッセイ集で一見読みやすそうですが、経済学はなかなか頭に入ってきません。

    高校生や大学生のうちに読んでおくといいかも。

  • Amazonのレビューだと絶賛が並んでいる。たしかに、岩井克人のこれまでの思考が簡潔にまとめられているとするならば、読むべきところもあるかもしれない。

    しかし、それはこれまでに書かれたことの再利用でしかないと思う。内容的には新聞に寄稿された文章(インタビュー含む)が多いように、わかりやすいエコノミー解説ではある。ただ、本書内だけで見ても内容は重複だらけである。

    百歩譲ってそこには目を瞑るにしても、本書外との重複も多々ある。貨幣の無限循環にしろ、フリードマン批判にしろ、著者が大昔から語っていたことである。一貫しているといえば聞こえはいいのだが、これまでの読者からすれば引き出しの少なさのほうが目立つ。Amazonのレビューで40年来の岩井克人読者である方が絶賛されていたが(同じ内容ばかりで飽きないのか?)、むしろ初めて岩井の文章に触れるひとのほうに薦める内容だと思う。

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著者プロフィール

岩井 克人(いわい・かつひと):1947年生まれ。東京大学経済学部卒業。マサチューセッツ工科大学Ph.D.取得。イェール大学助教授、東京大学経済学部教授等を経て、現在、神奈川大学特別招聘教授、東京大学名誉教授、東京財団名誉研究員。2023年文化勲章受章。著書に、Disequilibrium Dynamics(日経・経済図書文化賞特賞)、『ヴェニスの商人の資本論』、『貨幣論』(サントリー学芸賞)、『会社はこれからどうなるのか』(小林秀雄賞)ほか。

「2024年 『資本主義の中で生きるということ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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