ナースの卯月に視えるもの2 絆をつなぐ (文春文庫) [Kindle]

  • 文藝春秋 (2024年11月6日発売)
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本 ・電子書籍 (204ページ)

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  • オーディブルで読了
    死を意識した人の「思い残し」が視える看護師の卯月さんのお話。ファンタジー要素が強いのかと思って今まで避けていたけれど、全然ファンタジーではなく、看護師のリアルな気持ちが伝わってきた。
    オーディブルでは基本的にフレーズを登録しないけれど
    ある患者さんの
    “逆境を乗り越えた先に新しい自分がいる。そのことに気づいた。世界は自分で思っていたよりずっと広いし、人生は長い”
    が落ち込んだ時の私のお守りになりそうなので思わずメモしてしまった。

    続編が出ているようなので早く読みたい

  • この作家の方、すごくするすると映画の脚本を読んでいるかのように読める。
    前回の暴走気味の卯月はなくなり、思い残しも物語にアクセントをつける程度に。連作短編というよりは、話の筋が複数つながっているので、長編のようにも見える。次回への布石も打ってるみたいですごくうまい本だなあと思いました。
    今回は怪我をしてもう前に戻れない人たちでも、現状を受け入れてやれることはいろいろあるぞ!というのが主人公も含め複数のキャラクターに言わせたいて、いやこれもすごくやっぱりうまい作家だと思いました。すごい

  • 専門看護師を目指し本業の傍ら大学院に通い始めた卯月
    そんな彼女の前に暫くぶりに[思い残し]が現れる
    前作に比べ謎解きよりお仕事小説としての性格がより前面に
    あらためて看護という仕事の大変さと大切さを知る
    と共に時には弱音を吐くことも

  • 今作では「視えるもの」はやや抑えめか。

    その分日常のエピソードなんかが増えていて、お仕事小説としての充実度が増している気がする。

    これもまた楽しみなシリーズのひとつです。

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