人生の経営戦略――自分の人生を自分で考えて生きるための戦略コンセプト20 [Kindle]

  • ダイヤモンド社 (2025年1月15日発売)
4.33
  • (44)
  • (30)
  • (9)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 459
感想 : 27
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・電子書籍 (337ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 経営学を人生に適用してみようというコンセプト。このコンセプトそのものがまず面白く、本書の特徴でもあります。

    出世やお金という目先のものではなく、「持続的なウェルビーイングな状態」を目指すのが目的。その中で持ちうる資本の定義づけと割り振りを考えていくのだけれど、結構自分の考え方が転換される場面があって興味深かったです。経営理論で裏付けしてくれるので、しっくりと感じられるものが多いかも。

    もう少し読み直して、自分の中に落とし込みたいです。

  • 一気に読了、秋の世代を迎えている自分にもいい本でした。なにをするかより“どこにいるか”、ユニークで個性を持てなど様々な経営手法を個人の人生にも当てはめてみると、なるほどなと。

    これまでの経験とスキルを使って、サポートして支えていくことに喜びを見出していくことも大切、いずれにせよ自分なりの考えと意思を持って生きることなんですよね。

  • 山口周さんの最新本。自分の人生は他人(家族含む)やネットの意見に流されて決めるのではなく、自分で決めなければありたいキャリアを描けないという話。YoutubeでもPIVOTで対談が取り上げられているので、執筆の背景など知れておすすめ。また、ブログでも書かれているので、読むとさらに理解が深まる。
    印象的なのは人生はゲームと同じで、正しい長期目標を立てて、それに対して必要なリソースを配分し、いつ死んでも素晴らしい人生だったとウェルビーイングを持続的に高めていくというアリストテレス的人生の考え。クリア条件を明確化しつつ、コントロール可能な部分にフォーカスを充てる。
    この目標の明確化がないとリソースの適切な配分は不可能で、人生において無意味なこと(とにかく役に立つのか不明な資格を取りまくるなど)に繋がる。本書では、【資源配分のアートとサイエンス】という書き方がされていて面白いと思った。
    また、人的資本には制限があり、社会資本には制限がない(金融資本もかな?)、という部分も誤解していた点で非常に納得でした。
    いろいろな気づきがあるので非常におすすめです。

  • さすが師匠という最高の本。巷に溢れるビジネス書とは一線を画す「幸せな人生を送るには?」という最上位の論点に対して、「幸せ」を「持続的なウェルビーング」と定義したうえで、それを実現するための枠組みとして経営戦略のコンセプトを活用する
    イエス・キリストの「蛇のように賢く、そして鳩のように素直になりなさい」や、経済学者のアルバート・ハーシュマンの「発言と離脱」、省察の構造を研究したD・A・ショーンの「予測しなかった結果に出会う機会」など、シンプルな真言にため息が出る
    自分の人生戦略を考えながら、経営戦略も学べる点もユニークで素晴らしいと思う

  • 年度初めに読む本として、凄くおすすめです。

    本書は、著者がコンサル会社にて得た経営戦略を、個人に当てはめることでその人の人生をより良くすることを目的とした独自性のある本です。

    響く言葉が多く、将来不安に思っている方、現在の職に悩みを抱える方など、若手や中堅、ベテランなど、どの層にも読んでほしい本です。

    私が特に印象に残った内容は以下の3点です。

    ・大前提として、長期目標は「時間資本を適切に配分することで、持続的なウェルビーイングの状態を築き上げる」
    (①パーパス)

    ・「他の人にはない、ユニークな特徴」を仕事に活かす。その特徴を探すヒントとして、自分が長く続けてきたことに着目する。
    (⑨リソース・ベースド・ビュー」

    ・「成功したから多くを生み出した」のではなく、「多くを生み出したから成功した」
    →若いうちにたくさんアウトプットし、失敗しておく。
    (⑫創造性理論)

  • 分厚い本でしたが最後まで楽しく読めました。色々意識して 生きないとな。

  • 自分にとってのウェルビーイングとは何か、そのために適切な時間配分を行えているか、再考するきっかけとなった。他者が決めたものさしで邁進した20代、それが持続可能でないと痛感した30歳から舵を切り始めた。選択肢は増やしたもののまだ他人のものさしから完全離脱はできてない移行期間と感じる。自分が好きで続けてきたものは何か、それをどう活かすか、改めて考える。

  • 人生を戦略をもって生きられたら、と思うとワクワクする。
    もうちょっと若い時にそう思いたかったし、読みたかった!40年前くらいに。。

  • 長い人生をどう過ごしていきたいかを考えていく上で参考になる考えが盛り沢山の書籍です。

    人生の秋を迎える前に磨いておきたいサーバントリーダーシップ。AI時代に対抗するリベラルアーツ、本業があるからこそ副業で大胆に行動できる、失敗に対する考え方など、これからの時代に大切な判断基準だなと。

    エリートがウェルビーイングにならない所以は、ヒトのモノサシの上で頑張るのが得意だから、エリートではなくても他人のモノサシの上で真の充足感は得られませんよね。

    自分の価値観、軸、ありたい状態を明確にし、それを基準に臨機応変な戦略と行動やポジションを取っていくことで、「あ〜こんなはずじゃあ...」って後悔する人生を送らずにいけるのかなと。

    若い方から人生の節目にいる方、将来に漠然とした不安を抱えている方におすすめできます。

  • めちゃくちゃ面白かった。時間資本が全ての資本の源泉になるという概念、メウロコ!本当にそう!!これは夢がある、、!橘さんの幸福の資本論と読み合わせると更に理解が深まる。

    ・呪いとは
    その人から行動と思考の自由度を奪う言葉のこと

    ・プロデュースにおいて重要なのは「人のユニークな点」を見て、それをどう時代の文脈で意味づけるか、ということなのです。 なぜなら社会で評価されるのは「平均点」ではなく、他人には真似のできないユニークさだからです。そしてこのユニークさは、往々にして本人が考える「欠点」と表裏一体なのです。

    ・リベラルアーツ、に関する知識を深めよう。この辺にいまアンテナがたつ

  • 目から鱗。再読して自分のものにしたい一冊。

  • 結局は人生の目的をどこに置き
    そのためにどんな戦略を取るのが良いか
    まず大事なのは目的なんだなやっぱり
    (よく聞くピンを打つ、というのも同義)
    社会を変えたいというところまで到達できるからわからないけど
    自分の人生の目的のために変えなきゃと思ったら
    そこに対しても初めて動きたいと思うのかもしれない

    だからまず目的だ
    途中でかわってもいい
    今思う私の人生の目的地を決めよう
    自分にとって本当に大事なもの
    自分が本当に実現したいことは何だろう?

    そこから
    何度も読み返して具体的な戦略を立てていきたい

  •  アウトプットにおいて、質はその量と相関する。よい仕事をしたければ、たくさんした方が、質は上がる。

     優秀なマネージャーとそうでないマネージャーのちがいを、タイムテーブルで比較する。優秀なマネージャーは、スタッフとのコミュニケーションに多くの時間を割いていた。

     意識を変えることは、難しい。しかし行動は変えられる。行動を変えると、意識がかわる。

     など、いろいろ刺さる言葉が多かった。

     人生というのは、仕事のプロジェクトよりも長いスパンなわけだからさ。戦略をもって、こうなりたいから今、この布石が必要、とか考えることも大切だね。

  • 若かりし頃にこの本を読んでいたら違う人生だったかもとか思いながら読了。経営のフレームワークなどを使って、個人の人生設計への示唆を得ることができる。自分の人生を考えることはもちろん、いろいろなフレームワークについても学べると思うので、ビジネスの勉強にもいいかも。

  • めちゃくちゃよかた、またよみなおしたい

  • 正直この本は全く私には刺さらなかった。筆者はありきたりなビジネス本、自己啓発本を凌駕したかのような語りをするが、私にはど真ん中普通の典型的な自己啓発本としか思えなかった。
    まず、戦略コンセプトとして20個挙げているが20個にしたくて無理やりこねくり出したようにしか思えなかった。どの項も浅い、ありきたりな内容ばかりでどれもどこかで読んだ内容を切り貼りして作っているようにしか思えない。
    数をこなせ、名作、ヒットを作るのは多作なアーティストしかいない。これも何回も聞いているし、他の項でも引用している本から論の繋ぎ方まで聞いた事ある話ばかりで、筆者の考えが読めない。筆者がこうして良かったというエピソードも弱い。

    筆者が優れていると思うのはそのなんとなく凄い事を言ってる感を演出するのが優れているだけで本質的に巷の自己啓発本と何も変わらないと思う。

  • 目標設定を誤るとプロジェクトが破綻するのは人生においても同じ

  • 人生設計についての指針がホントに整理されていると感じました!
    ・スキルより居場所
    ・時間資本と社会資本、人的資本、金融資本の順番
    ・リベラルアーツが最もNPVが高い投資
    ・強みより長く続けられたことに着目
    ・人生の秋以降は結晶性知能
    など…
    目次が名言ばかりですね。

  • ¥1782, 多少ディスカウント価格?

  • <内容>
    - 経営戦略の考え方・アプローチを人生戦略に用いて、いかに幸せな人生を生きるかを考察している本。
    - 経営戦略の考え方を人生に当てはめて考えるというアプローチがとても面白く、多くの気づきがあった。また逆に経営戦略を学ぶ入門書としても良著だと思った。

    <抜粋・メモ>
    - 私たちが生きる時代とは
    - 高度経済成長期からの現在。「登山の社会」から「高原の社会」への成熟するプロセスを迎えているつなぎ目の時期に立っている。ゼロ成長社会はすべてがゼロ成長ではなく、「成長・発展している場所」と「停滞・衰退している場所」の二極化。ポジショニングが人生に影響を与える。
    - この時代を豊かに生き抜くためのあるべき目標設定とは
    - 「時間資本を適切に配分することで持続的なウェルビーイングの状態を築き上げ、いつ余命宣告をされても「自分らしい、いい人生だった」と思えるような人生を送る
    - 人生というゲームの仕組み
    - 時間資本→人的資本(スキル、知識、経験)→社会資本(信用・評判、ネットワーク、友人・家族関係)→金融資本⇒ウェルビーイング
    - つまり私たちは時間をどこに投下するのか、時間のポートフォリオをどう構築するか=人生の結果になる
    - 抑えておくべきことは、人的資本と社会資本には「仕事をする上で役に立つ資本」と「人生を豊かにしてくれる資本」の二つがあるということ。例えると人的資本についていえば、前者は財務や会計の知識スキル、後者は音楽、スポーツといった趣味などのこと。最終的なゴールであるウェルビーイングの実現には、前者は社会資本⇒金融資本を通じてウェルビーイングの実現に貢献しないのに対して、後者は直接的にウェルビーイングの構築に貢献してくれる。これをしっかり意識しないと、時間資本を仕事に役に立つ資本に偏って投下してしまうという致命的なミスを犯してしまうことになる。
    - 私たちの人生は自分が望んでいることではなく時間泥棒が望んでいることに時間資本を使うようになってしまう。したがって、「自分にとって本当に大事なもの」「自分が本当にじつげんしたいこと」を意識して時間資本の配分をマネージするしかない。
    - 長期計画の考え方
    - マーケティングのライフサイクルカーブを人生の計画に導入する
    - 人生には春夏秋冬が存在する。自分のステージを意識した目標設定、行動が必要。世の中のことわざや訓言は時として、人から思考や行動の自由度を奪う。自由になるためには、考えること。
    - 優れた戦略とはしばしば「短期的にみると不合理に見えるのに、長期的にみると合理的」であり、「部分で見ると不条理に見えるのに、全体でみると合理的」なわけですが、これは人生の戦略についても同様に言えることなのです。
    - 自分が何に夢中になり、どのような強みを持っているかを先見的に知ることができない、つまり、私たちの人生は「膨大な仮説の集合体」としてまずはスタートし、その仮説をひとつひとつ検証し、破棄・修正することでしか間瀬に進んでいけない、ということ。であるとすれば「いかに早い段階で仮説を検証し、戦略を修正できるか」が重要な論点となってします。
    - 職業選択について
    - 「よく転職や移住に関して自分には勇気がない自分には度胸がないといったことをいう人がいますが、ライフ・マネジメントにおける意思決定を勇気や度胸の問題として単純化するべきではありません。ライフマネジメントにおける意思決定において、真に問題となるのは勇気でも度胸でもなく、自分の居場所の趨勢についてどれだけ論理的に考え抜くかという思考の累積量なのです。もし考え抜いた末の結果が自分の居場所の見通しは暗いということであれば、別に勇気や度胸に頼らなくても、人はその場から離脱するためのアクションをとるものです。」
    - AIによる代替への3つの対抗策「正解のある仕事を避ける」「感性的・感情的な知性を高める」「問題を提起する力を高める」
    - 問題を提起する力はリベラルアーツしかない。リベラルアーツとは自由に思考するための技術のこと。誰もが常識だと考えていること、仕方がないと思って飲み込んでしまい、もはや意識されることもないさまざまな理不尽について「これは本当に正しいのか?」「これは本当に美しいのか?」ということを問いかけ、現状とは異なる「あるべき姿」について構想する力がリベラルアーツである。
    - 自分の強みの構築(RBV)
    - 競争優位の形成に貢献する資源の条件は調達困難性にあるのであるとすれば、私たちは自分の強みは何かという問いについて考えるのを止めて、他の人にはない、私のユニークな特徴は何かという問いについて考え、そして、その特徴をどうやってキャリアや仕事に繋げられるかを考えるべきだ、ということになります。
    - 選択と意思決定
    - ブルーオーシャン戦略
    - 創造性理論 打率より打席の数を重視する
    - 絶対優位の戦略 どちらに転んでも得な方を選ぶ
    - 正味現在価値 将来生み出す価値に着目して時間配分する
    - オプションバリュー 常に選択肢を複数持つ

全25件中 1 - 20件を表示

著者プロフィール

1970年、東京都生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科美学美術史学専攻、同大学院文学研究科美学美術史学修士課程修了。電通、ボストン・コンサルティング・グループ、コーン・フェリー等で企業戦略策定、文化政策立案、組織開発等に従事した後に独立。現在は「人文科学と経営科学の交差点で知的成果を生み出す」をテーマに、独立研究者、著作家、パブリックスピーカーとして活動。現在、株式会社ライプニッツ代表、世界経済フォーラムGlobal Future Councilメンバーなどの他、複数企業の社外取締役、戦略・組織アドバイザーを務める。

「2023年 『新装版 外資系コンサルが教えるプロジェクトマネジメント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山口周の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×