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感想・レビュー・書評
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AIをテーマとした本には、それを脅威とみなし警鐘するものもある。10年前、2015年に読んだ本、「人工知能 人類最悪にして最後の発明」で、2045年、AIは人類を滅ぼす、と「シンギュラリティー」到来後の恐るべき未来を暴いたと紹介された本でも、人工知能の暴走を説いて、ビル・ゲイツも、イーロン・マスクも、スティーブン・ホーキングまでもが「コンピュータが世界を乗っ取るという危険は、すでに現実のものだ」と言っていた。
しかし、今回読んだこちらは、ポジティブにとらえている点が特徴。もちろん、AIの利用に伴い起こり得る問題、トラブル等にも触れているけれど、これまで人類の歴史に登場した発明発見が、一時的にマイナスの面があっても、発展の中で解決され、正のスパイラルにつながってきた、だから今回も問題は解決されるだろうとのスタンス。少し楽観的すぎるか?と感じる部分はあったけれど、面白く読みました。
2007年に発売されたタッチパネルで操作するスマートフォン、Apple社の「iPhone」。情報格差が課題であったとき、携帯電話を配ることが解決策として挙げられていたが、実際に、今では携帯電話でネットにアフリカやアフリカの辺境でもつながる(が、つながらない場所は今でもあるだろうが)。スマホが、ここまで広がるとは予測できなかったように、そして、現在、スマホがない生活を考えられず、当たり前のものであるように、AIもVRも当たり前のものになるだろうと思う。
脳をコンピュータにつなぎ、デバイスを埋め込み、脳にナノマシンを入れといった新しいシステムは、攻殻機動隊を非常に彷彿とさせる、いよいよ、あの世界が近づいてきたのだなとワクワクして読んだ。
特に、外部記憶を得て記憶容量が増えるだけでなく、演算能力も高まり、これまで考えられない、認識できない、想像できない理解力、創造力も生まれるというところ。たとえば、理論的には現在でも考えられる〇次元が実感的にイメージできるというところは、人の進化(深化)が起こるのではとの期待に夢が膨らむ。
「攻殻機動隊」では、外部記憶につなげても、そこから必要なデータを取り出し利用するには、そのための能力が必要だという描写があった。検索も生成AIも使い方によって効果に差がある。AIエージェントでは、その差はなくなるのだろうか?何を求めるか、必要とするか、利用するか、そこには、やはり人による部分があると思うし、今後もあってほしいとも思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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