異常【アノマリー】 (ハヤカワepi文庫) [Kindle]

  • 早川書房 (2024年12月4日発売)
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みんなの感想まとめ

多様な人間ドラマと独特な文体で描かれる本作は、読み手に新たな視点を提供します。物語はSF的要素を含みつつ、哲学や数学、宗教に関する議論が展開され、特に宗教家たちのコミカルなやり取りは印象的です。登場人...

感想・レビュー・書評

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  • 初めて見た としか言いようのない小説だった。
    たくさん本を読んだ人ならこの小説の不気味さをずっと感じるだろうし、より面白さを理解できると思う。

    賢いし、面白いし、本物だなと思ったけれども、私のこの感想すらも全部茶番だっておもう そんな作品です うわーーーーー感想を小一時間話したい本ですね

  • 面白かった!
    前半は一体何を読まされてるんだ?って感じでしたが途中からはなるほどそう来たか!ってなって一気読みでした。前半部分もちゃんと読んでた方がいいですね。登場人物も多いので途中何度も戻って読み返してしまいました。

  • うわーーーーーーー面白かった!

    ・様々な人たちのドラマを描いた話であり、それを様々な文章のスタイルで描いている。本書の印象を多様なものにしていて、読み応えがある。
    ・登場人物が多いけれど印象的な設定の書き分けが上手く、さほど混乱することなく読めた。訳文の読みやすさもあり、一気読みしてしまった!
    ・(いちおう)SF小説なのでSF的な事象が起きるのだけれど、それに対する哲学的・数学的・宗教的解釈の論争パートが特に面白かった。特に宗教家たちの議論のシーンはコミカルに描かれていて吹き出してしまった。作者の知識・造詣の深さがすごい。
    ・複雑な交際関係を背景にした恋愛小説的な要素はいかにもフランスという感じ!
    ・作中で気候変動を繰り返し問題視し、風刺を込めて描く様子もフランスという感じ!(実際ちゃんと考えなければならない問題ではあるよね)
    ・アメリカにおけるアメリカ人たちの描写が多かったけれど、フランス人が描いたことを踏まえると、アメリカ人はこれを読んでどう思うだろう?と思ってしまった。

  • 202507
    登場人物多い
    前半ちょっと長い

    前提情報入れずに読んだ
    ミステリーかなーと思ったら、SFかかなーと思ったら、思考実験のような純文学だった

    筒井康隆や劉慈欣を彷彿とさせる終わり方

  • 言われた通り前情報入れずに読んだ


    最初ミステリーかと思いきや…3分の1まで来てSFかい!てなった時にテンション上がった
    前半は退屈でなかなか進まなかったんだけど、どうやらそういう人は多い様で巻末に読み方の解説があったらしく、先に読んでおけばよかったと思う
    という事は、フランス語の訳文だから読みにくいのかと思ってたけどそのせいじゃなかったのか

    後半の展開は思考実験に近いのかな
    かなり哲学的な内容でただのエンタメ小説ではない
    最後の意味が気になる

    あと中国やフランスは実在する首脳が名指しで出てくるのに米大統領だけ何故か名前が伏せられているのだが、どう考えてもあの人だとわかる様な描写(しかもかなり悪意がある笑)
    これがフランス流の皮肉ってやつなのか…笑

  • タイトルの『異常』という言葉には、どこか心をざわつかせる不思議な魅力を感じた。とはいえ、物語についての前情報は一切なし。ページを開くと、まず主要な登場人物の紹介があり、次いで始まる、唐突なハードボイルド風の物語。殺し屋として生きる一人の男の話が始まるが、意味深なクリフハンガーを残して、物語はすぐに別の場面へと切り替わる。

    何の関連もなさそうな次の舞台で、新たな人物が登場し、別のエピソードが語られていく。読み進めるうちに「これは一体何の話なんだ?」と戸惑いを覚えるが、各エピソードには、誰の目にも奇妙だと映る、とある共通点がちらつきはじめる。

    実は、この小説は三部構成なのだが、第一部は特に読みづらさを感じた。全体像がつかめず、一つ一つのエピソードも回りくどく、正直、読むのがしんどかった。だが、ここで読むのをやめてしまっては負け。第二部からは一転、驚きの展開が始まり、バラバラだったエピソードたちが次々とつながっていく。第一部でピンとこなかった断片的なドラマが、一気に味わい深くなり、すべてが計算され尽くした構成だったことに気づかされる。

    この作品はSF群像劇であり、登場人物たちがまるごと◯◯してしまうという展開には面食らう。当初は、タイムスリップか、あるいは量子力学的なパラレルワールドものかと想像して読み進めていたのだが、そんな私の浅はかな予想は、作中に登場する研究者たちによってあっさりと否定される。そしてその後に待ち受ける展開には、予想を裏切られるだけでなく、思わず唸るような驚きがあった。

    物語の中には、現実世界で名の知れたリーダーたちも登場し、その存在が奇妙なリアリティを与えている。フィクションのはずなのに、どこか現実と地続きのような感覚があり、そこにも本作の魅力があると感じた。

    ラストはやや方向性がつかみにくく、明快な答えを提示してはくれない。だがその分、読後には哲学的な余韻が残り、「これは一体何だったのか?」と考えたくなる。ある種のカルト的な魅力を持つ作品であり、その世界観にハマる人は多いのだと思う。

  • シミュレーション仮説とそれを裏付ける確率論は面白かったですが、群像劇は私にはやや退屈だった

  • ネタバレ無しで読めてよかった。なるほど、SF、思考実験小説としては面白い。テーマとしてはどの側面で切り取っても割とありがちなのかも知れないけど、このスケールで混ぜ込み展開されるのはなかなかないだろう。オチもそうきたかあという感じ。
    んだけど作者と多分センスがあわねえんだろうな。作中に散りばめられるジョークや皮肉が滑り散らかしているようにしか読めなくて、だいぶしんどかった。面白いんだけどつまんねえっていう、二律背反の中読み進めることになるっていう不思議な読書体験。

  • 前半は延々と続く群像劇に共通点も見出せず、本当に何を読まされているんだ?と思いながら読んでいたが、第一部の最後でやっと何が起きているかを把握する。

    そこからの展開は面白かった。第一部での各自のエピソードがあるからこそ、各登場人物とそれを取り巻く人々、環境の変化、なにより本人たちの感情描写がよかった。

    思考実験に近い小説だと思った。ラストが好き。

  • 前半は登場人物の紹介が長く続きちょっと読みづらいが、それを乗り越えると怒涛の展開でガンガン読めます。面白かった!

  • 少し混乱しながら読み進めるうちに全体像が見えてきて、いったいどうなるのかとぐんぐん読み進められる小説だった。ジャンルにはちょっとあてはまらないけれど、アノマリーな状態にも人はそれなりに適応状態というか落とし所を見つけていくんだなということか。面白かったっす。

  • ジャンルわけしがたく、あまり読んだことのないタイプの小説でした

  • 最初、何がなんだかわからないまま読み始め
    その時間が長い(`・ω・´)
    乗り越えて半分くらいから、おお異常きた!
    ってなりスラスラいけました!
    比喩がちょっと日本人に理解が難しい時があると思いました

  • これがフランス文学か・・・

    飛行機の中で読んでたのでちょっと怖くなりました。

  • もし自分のクローンが同じ時代、タイミングで発生していたら?という話。
    群像劇になっている。
    いろいろなシチュエーションが入れ込まれておりむっちゃ面白かった。

    トランプに似たアメリカ大統領が出てきて、そこの描写がうけた。

  • 一部のラストに至る高揚感が読んでて気持ち良い
    件の現象に対する説明が無いのは意図的なものだと思われるが、何らかの着地は描写してほしかった
    書き分けは上手い

  • ネタバレ、あらすじ検索禁止と帯に書かれている話題作。

    異常な事態が予想外!
    その事態に対処する考えや感情、人間模様は十人十色で意外性があって刺激的だった。

  • 「異常」エルヴェ・ル・テリエ

    読了。
    小島秀夫監督が絶賛していて、読んでみたいなと文庫待ちしていたフランスのSF作品。
    作中での異常な状況を自分だったらどう飲み込んで処理していくか、想像しながら読み進める面白さがあり楽しめた。
    状況を無駄に掘り下げないのもさらりとしていて良し。

  • 前情報を入れずに読んだが、読み進めるのがしんどかった……

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