みんなの密教 NHK出版 学びのきほん [Kindle]

  • NHK出版 (2025年1月27日発売)
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感想・レビュー・書評

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  • 共通了解と真剣な遊び

    民衆のための仏教にするために戒律を変えたり、土着の神をも包含しようとしたりと、みんなが受け入れられるようにしているのが、まさに共通了解を見出している感じがしました。宗教は対立しがちだけど、包含に持っていったのがすごいです。カオスを許す精神がないと包含できないですね。

    親鸞の浄土真宗もそうですが、誰のために目を向けたときに、民衆のためなら、民衆とどう向き合うかを考えていくのがいいんでしょうね。だから、欲とも向き合う。

    そして、自分の中の仏に出会うという即身成仏の考えは、ありのままの自分でいいんだ、と言っているようで、なんか自分の考えて似ていて良かったです。

    ちょうどこの本を読んでいるときに、國分功一郎さんの「目的への抵抗」という本も読んでいて、最後に書かれていた真剣に遊ぶことが、密教の最後に目指す楽しいという感覚と被るところがあって、真剣に遊ぶ感覚は昔から追求してきたことで、人間やってることはあんまり変わらない、と思えたのが面白かったです。

    密教面白いなって思ったけど、でもやっぱり修行は厳しいんでしょうね

    欲と向き合うときに、欲の向き合い方を知らないと、欲だらけになってしまう。だから、秘密にする、というのもよく覚えておこう。
    欲を禁止する方がわかりやすいけど、向き合うのは解釈の幅が広がって危険なのかもですね。

    バランス問題はいつも個人で考え続けなきゃいけない

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著者プロフィール

1977年愛媛県生まれ。栄福寺住職。高校を卒業後、高野山大学密教学科に入学。大学卒業後、地元の書店で社員として働くが、2001年、先代住職の遷化をうけて、24歳で四国八十八ヶ所霊場第五十七番札所、栄福寺の住職に就任する。同年、『ほぼ日刊イトイ新聞』において、「坊さん。――57番札所24歳住職7転8起の日々。」の連載を開始し2008年まで231回の文章を寄稿。2010年、『ボクは坊さん。』(ミシマ社)を出版。2015年10月映画化。他の著書に『坊さん、父になる。』(ミシマ社)、『空海さんに聞いてみよう。』(徳間文庫カレッジ)がある。

「2020年 『坊さん、ぼーっとする。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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