翼の翼 (光文社文庫) [Kindle]

  • 光文社 (2025年2月13日発売)
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みんなの感想まとめ

中学校受験にのめり込む親子の姿をリアルに描いた作品は、教育熱心な家庭の現実を鋭く浮き彫りにしています。ストーリーは単純なものの、心理描写が非常に深く、読者は思わず自分の体験と重ね合わせてしまいます。特...

感想・レビュー・書評

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  • 中学校受験にのめり込む親子の姿を描いていますが、描写がとてもリアルで自分の将来の姿と重ね合わせて恐ろしくなりました。

    でも、そうなる前に読んでおいて良かったです。

    ストーリーも比較的単純ではありますが、心理描写がリアルなので全然気になりません。

    受験を考えていなくても、親が子どもを縛り付けるということが起こりうるという戒めとして読んで良かったと思いました。

  • 読んでいてハッとしました。
    まさに私が住んでいた地域は教育熱心な人が多く、幼稚園受験から始まっていたのを思い出しました。
    ママ友と会うと、まだ首が据わったばかりなのにモンテッソーリやらインターの情報、体操教室、スイミングなどなどが会話の中心でした。
    そして幼稚園では、上の子がいるママ友から近隣の小学校のクラスが荒れてる話をよく聞いて不安になったのを思い出しました。

    我が家の場合ここまで中学受験は壮絶にはならずに本人、塾に任せることに私も振り切ったので親子仲は翼くん親子のようにはなりませんでしたが、本当にこうなってしまうのも本当紙一重だと思います。

    中学受験に限らず、子供の夢を応援してる親ならいつかは訪れる壁だと思います。
    子供も成長して自分なりの考えが芽生える頃、親はまだまだ何も分からない子どもとして接してしまう。
    自分で考え、やりたいと思わないとやっぱり身につかない。
    子供の翼が出てくるのを見守ることが大切。
    たくさんの保護者の方に読んでもらいたい本です!

  • これはホラー?終盤が壮絶だが親の立場での経験者としては他人事とは思えない。中学受験を目指す方には最終学年に入る頃に読むと心構えができます。

  • とてもリアルで、子どもがあまりにも可哀想で、でも親の気持ちも少し分かり、泣いてしまいました。
    いま10ヶ月のこどもがいて、こんなことができるようになったと日々成長を嬉しく思っていますが、その気持ちの延長で子どもの自由な翼を折ってしまわないよう、あくまでも親は見守ることに徹さなければと思いました。そして、できるだけ将来のためではなく今楽しいことに打ち込める環境をつくってあげたいなと思いました。
    とても良い作品だと思う一方、入り込みすぎて虐待を目の当たりにした感覚が消えず心の傷になりそうです。。

  • 自分は中学受験したことないで知らなかったですが、小学校の友達や親はこんな思いをしながら中学受験していたのかと思うと本当にすごいなと思いました。本を読んでいると自分も受験に参加しているような思いになりました。

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著者プロフィール

1976年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。2000年、ノンフィクション『光さす故郷へ』を刊行。06年、群像新人文学賞受賞作を表題作とした『憂鬱なハスビーン』で小説家としてデビュー。その他の著書に『彼女のしあわせ』『憧れの女の子』『不自由な絆』『あの子が欲しい』『自画像』『少女は花の肌をむく』『人生のピース』『さよなら獣』『人間タワー』など多数。

「2021年 『君たちは今が世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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