抗がん剤を使わなかった夫 ~すい臓がんと歩んだ最期の日記~ (古書みつけ) [Kindle]

  • 日販アイ・ピー・エス株式会社 (2025年2月14日発売)
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みんなの感想まとめ

命の選択と愛の深さを描いたこの作品は、抗がん剤を使用せず自宅での緩和ケアを選んだ夫の最期の日々を綴っています。著者は、夫とのおしどり夫婦としての絆を大切にしながら、彼の選択を尊重し、感謝と甘えの気持ち...

感想・レビュー・書評

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  • 抗がん剤を使わなかった夫 倉田由美子著 古書みつけ(社)/著者倉田由美子氏は、20年近く前に「そこまで言って委員会」に出演し、番組では少数派ながら小気味良い意見を述べる紅一点であった。 抗がん剤を用いず自宅での緩和ケアの末、命を全うさせた夫は、自分の選択を曲げることなく、感謝と甘えを欠かさなかった。おしどり夫婦にもいずれ別れが来る。「愚痴や未練」ではなく、「感謝と甘え」を最後まで貫きたい。

  •  
    ── 倉田 真由美《抗がん剤を使わなかった夫 ~ すい臓がんと歩んだ
    最期の日記 20250214 古書みつけ 日販アイ・ピー・エス株式会社》 [Kindle]
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/B0DWDZ3VZX
     
    ── 倉田 真由美《だめんず・うぉ~か~ 全20巻 20130629 SPA! COMICS 扶桑社》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/B00ECL4KUO
     
    …… 「痛いのは嫌だ」「抗がん剤は受けない」余命宣告でも破天荒だ
    った夫を介護、一番後悔していることとは。
     抗がん剤を使用しない闘病生活を通じて思う“納得のいく人生”を
    一周忌に合わせて聞いた。死去から1年 〈前後編の後編〉
     
    ♀Kurata, Mayumi 作家 19710723 福岡 /
    ♀倉田 マユミ  女優 19320111 京都 /文人の娘
     叶井 俊太郎  映画 19670918 東京 20240216 56 /すい臓がん/倉田 真由美の夫/プロデューサー
     黒島 暁生 ライター 19...... .... ... /Kroshima, Aki
    /フィリピン国籍を持つハーフ私生児/東京大学
     
    「もって1年、悪ければ半年」の宣告を上回る1年9か月の闘病生活
     生前の叶井さんは「食事」と「仕事」を大変楽しみにしていた印象を
    受けます。そのうちの食事ですが、亡くなる前日の2月15日はいつも通り
    お刺身などを召し上がって、そのあと急変されますよね。
     
     真由美(以下同)はい、実はその日にも少しの後悔があって。食事が
    大好きだった夫は、コンビニで新発売になったホットスナックをとても
    楽しみにしていました。私は早速買いに行ったのですが、発売日直後で
    売り切れていたんです。それで通常の商品を買って、2月15日の昼に食
    べさせました。
     
     しかしその日の夜に急変して、翌日に夫は亡くなってしまった。今思
    うと、あと何軒か回って食べさせてあげたかったなとは思いますね。
     
    「後悔はたくさんある」と、倉田さん。すべての画像を見る。
    ……「仕事」の旺盛ぶりも驚きました。退院して家に帰ってもご自身が
    取締役をされている映画配給会社にすぐに向かうなど、末期がん患者の
    イメージを覆す行動力をみせています。
     
     本当に仕事も好きでした。キャラクターが立っていて顔も広かったか
    らか、「若手が『お世話になりましたって言いたいので』って会いたが
    るんだよ」と困った顔もしていました。しんみりしてなにかを語るより
    は、みんなで飲みの席でワイワイやるのが好きなタイプの人でしたね。
     
    …… 医師には「もって1年、悪ければ半年」と言われたとのことですが、
    叶井さんは抗がん剤治療をせず余命宣告より遥かに長い1年9カ月を生き
    ました。闘病生活のなかでよかったことはありますか。
     
     夫を自宅で看取れたことです。現在、がんに罹患したほとんどの人が
    標準治療を受けます。それが決まったレールになっている節があります
    よね。しかし残念ながら亡くなる場合、患者さんは病院で亡くなります。
    自由に外出することもできず、病室で、死ぬしかありません。その点、
    夫は好きな本に囲まれた見慣れた部屋で最期を迎えることができました。
     
     一定数、「自宅で死にたい」と思っている人はいるはずで、そうした
    人たちに対して、「案外自宅でも看取ることができるよ」と言えるよう
    になった経験は収穫だったと思います。
     
     書籍の最期には、自宅で亡くなる様子もしっかり描かれている。
    「著書の巻頭にも書かれていますが、まさに標準治療を受けずに闘病し
    た記録を残す意味があるわけですね。
     
     夫がすい臓がんを宣告されたとき、あらゆる書籍や闘病ブログを読む
    などして夫の“これから”を知ろうとしました。それらは抗がん剤を受
    けた人たちの話でした。自分の身体、自分の人生である以上、どう生き
    るかを納得するまで考えて決定するのは自分であるべきだと私は思いま
    す。その結果、標準治療を受けるという選択を私は否定しません。
     
     現状は標準治療ありきで進んでいて、抗がん剤を使用しない選択がか
    なり奇異に感じられる状況ですが、使用しない選択をした者の家族とし
    て、選択肢を示せるのではないかと思っています。
    https://shueisha.online/articles/-/253047
     
    (20250217)

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著者プロフィール

漫画家。1971年、福岡県生まれ。一橋大学卒業後、「ヤングマガジン」(講談社)ギャグ大賞を受賞し、漫画家デビュー。『だめんず・うぉ~か~』など漫画・エッセイなどの執筆活動のほかにテレビ・ラジオでも活躍。 2024年2月、すい臓癌で余命告知を受けていた夫の叶井俊太郎、死去。

「2025年 『知ってはいけない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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