コミックシーモアにて単話で購入していたものが書き下ろし付き完全版として単行本刊行されたので、迷わず購入。この作品だいすきです!
この作者さん、すべてが絶妙だなあと思うのです。
タイトル通り、実の兄弟であるという大前提がもうすでに重苦しく仄暗いのに、ところどころ不謹慎にもくすっと笑えてしまうユーモラスさが織り交ぜられてたり、深刻になりすぎないタッチの絵柄であったり、作者さんのバランス感覚が優れているんだなあと。
眠れなくて追い詰められていく弟くんの愛の比重のが大きいのかと思いきや、いとおしい存在を手放せず、ついには体まで与えてしまう兄の愛情も相っ当に重い。思わず弟のそばから逃げ出してしまうほどに。
ふたりのその後をはげしく妄想してしまうところまで含めて、☆5つです。