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感想・レビュー・書評
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(あらすじ)
ピーター&ポールの双生児は両親の死後、叔父エリス・セルボンに引き取られて養育される。
しかしエリス・セルボンは6人の悪人たちに破滅させられ、自殺に追いやられた。
その後双子は南洋に渡って大金持ちとなり、6人の悪人に復讐するために帰国。
脅迫状を受けた6人は刑事ミルトン・グリフを用心棒に雇う。
(感想)
双子は6人の敵を一人づつ復讐していきます。
復讐といっても殺人は行わず、破産させたり大事なものを奪ったりです。
用心棒のグリフ刑事も奮闘しますが、出し抜かれてばかり。
原作はどうなのか分かりませんが、このページ数で6人の復讐をたっぷり描くのは無理というもので、2人に復讐した後、4人は最後の数ページで一気にまとめて復讐です。
今の作画・構成・展開等高度に進化した日本のマンガと比べると、いささか古くて単純過ぎる感もありますが、発表当時は古典名作ミステリーを子供向けにマンガ化した、素晴らしい企画だったはずです。
また、今となっては、埋もれてしまった古典名作を発掘・継承するという出版史上貴重な一冊となっているのではないでしょうか。
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20170330/p1詳細をみるコメント0件をすべて表示
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