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- honto ・電子書籍
- / ISBN・EAN: 9784065118160
感想・レビュー・書評
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同じ著者の『地検のS』が意外と面白かったので、ほかの作品も読もうかなと。調べたら本作をすでに購入していましたので、読んでみました。
日本のミステリーを多読しているわけではありませんので、よくは知りませんが、検事ものというのは、珍しいのでは?
本作は正義感あふれる検事が巨悪を追い詰めるというストーリーです。主人公の検事だけではなく、その同級生の事務官や先輩の美人女性検事やら、特捜部長やら、検事局のお仕事なんか、なかなか一般人の知らないことが出てきて、それも面白いといえば、面白いです。
ただ、「巨悪」の「悪」ぶりがあまり描き切れていないのではないかとおもわれ、「どの辺が巨悪なの?」と思ったりしたのは私だけでしょうか。
主人公の葛藤も少し描かれますが、コナリーのボッシュ刑事みたい、”違法なことをしても悪を暴く”みたいなところが強調されないのは、お国柄の違いでしょうか。
「地検のS」の方が面白かったので、★★★(損はなし)にしました。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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