巨悪 [honto]

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  • 講談社
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  • honto ・電子書籍
  • / ISBN・EAN: 9784065118160

感想・レビュー・書評

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  • 同じ著者の『地検のS』が意外と面白かったので、ほかの作品も読もうかなと。調べたら本作をすでに購入していましたので、読んでみました。
    日本のミステリーを多読しているわけではありませんので、よくは知りませんが、検事ものというのは、珍しいのでは?
    本作は正義感あふれる検事が巨悪を追い詰めるというストーリーです。主人公の検事だけではなく、その同級生の事務官や先輩の美人女性検事やら、特捜部長やら、検事局のお仕事なんか、なかなか一般人の知らないことが出てきて、それも面白いといえば、面白いです。
    ただ、「巨悪」の「悪」ぶりがあまり描き切れていないのではないかとおもわれ、「どの辺が巨悪なの?」と思ったりしたのは私だけでしょうか。
    主人公の葛藤も少し描かれますが、コナリーのボッシュ刑事みたい、”違法なことをしても悪を暴く”みたいなところが強調されないのは、お国柄の違いでしょうか。
    「地検のS」の方が面白かったので、★★★(損はなし)にしました。

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著者プロフィール

1978年東京都生まれ。上智大学法学部卒業。新聞社勤務などを経て、2013年に『見えざる網』で第33回横溝正史ミステリ大賞を受賞しデビュー。2015年に『事故調』、2021年に「警視庁監察ファイル」シリーズの『密告はうたう』がドラマ化され話題に。本作は地方検察庁を舞台としたミステリ『地検のS』『地検のS Sが泣いた日』と続く「地検のS」シリーズの最終巻にあたる。他の著作に、『巨悪』『金庫番の娘』『事件持ち』『ぼくらはアン』『祈りも涙も忘れていた』などがある。

「2022年 『地検のS Sの幕引き』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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