toshi1231さんの感想
2019年4月5日
2005年に購入し、積読だったものをようやく読了。当時は、アルクの教材で紹介されていたのです。 昭和初期。小さな漁村で育った少女が、貧しさゆえに京都の祇園に売られる。芸者を目指す生活は、人間関係も厳しく、稽古も厳しく、逃げ出すことを考える日々。だが、そこで彼女に救いの手を差し伸べてくれる人が現れる。。 戦前から戦後へと時代が移る中で、祇園での生活の様子が詳細に描かれているのが興味深い。芸者を目指す生活は、想像を絶する厳しい世界。 ストーリー的には、最後の最後の展開があまりにも大胆という気もしますが、楽しめました。