魔法製作所シリーズの第6作。
前作の最後ではヒロインであるケイトの恋人、オーウェンに大きな変化が訪れる。
この変化にまだ本人も、ケイトも慣れていないのだが、そんな中、またまた魔法界を揺るがす大きな問題が起きて、マーリンのもと、2人はマンハッタン中を走り回って使命を果たすことになる。おまけに、テキサスの実家からケイトの祖母がやってきた。このおばあちゃんは魔女である。ケイトの身に何か起こるので自分がそばにいなければ、と言い張るおばあちゃん。
間違った人の手に渡ったらとんでもないことになる魔力を秘めたある品物を巡って魔法使い、エルフ一族、そして魔法界のテクノロジーを嫌って昔の時代に戻りたがっているピューリタンたちが入り乱れて争奪戦を繰り広げるが、よりによってその品物はケイトの昔の上司で、邪悪極まりない悪女、ミミの手に入ってしまった。
今までの中で多分どたばた度が一番高い作品だが、面白い。一番映像化したくなる作品かも。そして5巻に続いてさらにびっくりの6巻の結末。7巻が待ちきれない。