電書版・そんなんじゃクチコミしないよ。 [パブー]

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  • パブー
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感想・レビュー・書評

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  • 同感でした。
    なんでもネット、ネット、ネット。クラウドとか魔法のように騒がれているけど、本質は変わっていない気がします。

  • ネットのクチコミについて抱きがちな幻想を痛烈に批判した本。3年前に書かれたものだが、内容は全く古びておらず、2011年の現在でも「ソーシャルメディア」と言葉を変えてまさに同じような誤解が繰り返されている。

    ネットに限らず、クチコミはそもそも消費者側のものであって、企業がコントロールできるものではないし、本当に売上に貢献するようなクチコミを広げたいならば、お客様に感動を与えるような商品・サービスをめざして日々切磋琢磨を続けることが最も現実的だと個人的には思う。

    ネットマーケティングに携わる人にはぜひ一度読んで欲しいオススメの一冊。

  • ネットマーケティング(なかでもクチコミ)活動への過剰な期待に警鐘を鳴らす一冊。3年前の本だが、「ブログ」と書いている部分を「ソーシャルメディア」と置き換えれば現在でも通用する。

    日経なんちゃら等のビジネス誌を読んで、ネットでのマーケティング活動に過剰な期待をし、「今はTwitterだ!」や「ウチもFacebookやって売上伸ばそう!」などと言い出す経営・マネージメント層は多いが、まずこういう本に目を通し、ネットマーケティングに対する過大な夢を捨て、実像を把握してほしい。

  • なんとなく「うさんくさいな」と思っていた、
    ブログに記事を書いて換金のうさんくさい理由が解ってすっきり。

    情報の海の中で、必死に泳げるように少しでもなるための最初の一歩になる本ではないでしょうか。

  • 今や、気になる商品やサービスについて検索する場合、
    比較サイトは無論のこと、レビューや個人のブログの感想を
    全く無視することはできないのではないだろうか?

    しかし、ネット上のクチコミによるマーケティングは、
    PayPerPostに見られるように、企業から報酬を得た
    ブロガーが好意的な記事を書くという「情報操作」が
    往々にして行われる問題がある、ということだ。

    これは、私の意見であるが、記事の背後に、スポンサーが
    いることを知ればシラける気持ちは多少あるものの、
    それが実際に役に立つ記事であれば
    ユーザーは気にしないのではないか?
    あるいは自分も記事を書いて報酬を得てみたいと思うかもしれない。
    でもその場合、嘘の記事はやっぱり書けないと思う。
    もはやネットユーザーは、良い意味でスレているというのか、
    「実(じつ)を取る」したたかさを身につけているのではないかと思う。
    あとは、企業側の良識と、ブロガーの「(嘘の記事を書かないなど)
    へつらわない勇気」にかかっているというところであろうか。

    本としては、言葉遣いも読みやすく、用語の解説も丁寧で、
    わかりやすかった。ただ、インターネットに詳しくない一読者としては、
    ネットの用語や世界観がピンとこないところも随所に見られた。
    唯一、「わかる!」と反応した箇所が、著者のご実家のご両親のエピソードと、
    結婚式に関するマーケティングのくだりであったのが、
    私の「非」デジタル・ネイティブぶりを物語っている。

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著者プロフィール

国際基督教大学大学院教育学研究科修士課程修了(教育学修士)。大妻女子大学文学部および大学院人間文化研究科教授を経て、現在大妻女子大学名誉教授。1980~81年米国カリフォルニア大学サンディエゴ校言語学科客員研究員。
著書:『名詞』(現代の英文法6)(共著、研究社)、『関連性モダリティの事象―イントネーションと構文―』(開拓社)など。
論文:「イントネーションの関連性モダリティ理論」(『音韻研究―理論と実践』、開拓社、1996)、“Relevance Properties of English Inversion”(Linguistics: In Search of the Human Mind―A Festschrift for Kazuko Inoue, Kaitakusha, 1999)、「付加的〈質問〉のモダリティ」(『21世紀の英語教育への提言と指針―隈部直光教授古稀記念論集』開拓社、2002)、「発話のポリフォニー」(『テクストの声―英米の言葉と文学』彩流社、2004)、「ことばと感情―英語の間投詞」(『〈不思議〉に満ちたことばの世界』開拓社、2017)、など。

「2022年 『ことばと情動のあわい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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