有次と庖丁

著者 :
  • 新潮社
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  • 楽天 ・本
  • / ISBN・EAN: 9784103354116

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  • 岸和田のだんじりエディターとバッキー井上氏が言う江弘毅氏が、錦の有次をテーマに『波』に連載したものがもとになっている。江氏は井上氏を井上英男(錦・高倉屋店主)と書いている。新潮社なので他所行なのかと思ったが、中身は大阪的でズケズケと書いてはる。

    祇園の「橙」の上にある「万イト」という看板が気になっていたが、一力亭の別家からの暖簾わけと書いてあって納得する。万を分解すると一力になる。

    有次の包丁で野菜を切ることで野菜の旬を感じるということが書いてあった。舌だけでなく、野菜を切る音や包丁を持つ手に伝わる感触で野菜の旬を知るというのはいい話だった。

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著者プロフィール

1958年、大阪府岸和田市生まれ。編集者・著述家、神戸松蔭女子学院大学教授。89年『月刊ミーツ・リージョナル』を創刊に携わり、12年編集長を務める。ファッション・ページも長く担当。「街場」を起点に多彩な活動を繰り広げている。『K氏の大阪弁ブンガク論』(ミシマ社)、『「うまいもん屋」からの大阪論』(NHK出版新書)、『いっとかなあかん店 大阪』(140B)など、大阪について書かれたもののほか、『「街的」ということ』(講談社)、『有次と庖丁』(新潮社)、『神戸と洋食』(神戸新聞総合出版センター)などの著書がある。

「2023年 『なんでそう着るの? 問い直しファッション考』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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