致死量未満の殺人

感想・レビュー・書評

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  tocaさんの感想

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  2015年9月26日

  第3回アガサ・クリスティー賞受賞作。
  第1回が森晶麿『黒猫の遊歩あるいは美学講義』、第2回が中里友香『カンパニュラの銀翼』と、変格ものが続いた中で、3回目にして本格ミステリが受賞。
  本作はミステリとしてのツボをきっちり抑えた上で、クローズド・サークルもの、毒殺ものの欠点と思われる場所を上手くカバーしている秀作だった。そういう意味では、『新人っぽい目新しさ』には欠けるのだが、丁寧な構成は好印象。

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