レンズが撮らえた幕末維新の志士たち

著者 :
  • 山川出版社(千代田区)
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感想 : 1
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  • 楽天 ・本
  • / ISBN・EAN: 9784634150225

感想・レビュー・書評

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  • 子供が幕末にはまっています。

    歴史は人物から学ぶと、子供にとってスッと入ってくるようです。誰がどういう人で、どういうことをしたかを読むと親近感がわくのか、その時代の全員を知りたがります。一番好きなのは新撰組だそうで、なかでも近藤勇について書かれている書物は何でも買ってくれといいます。

    新撰組が好きなのはいいですけど、反幕府の志士たちを毛嫌いしています。勧善懲悪紋切り型というか、この世の中は敵と味方。正義と悪の二元論で人物や歴史を片付けてしまいます。

    こりゃまずいと思って、この本を買い与えました。

    敵だと思っている志士の側にも立派な主義主張があったのだと、人物の顔を見せながら説明するためです。人は顔。顔を知らずに書だけでは理解が深まりません。

    子供に見せる前に通読すると、これがまた面白いこと面白いこと。

    今まで顔を知らずに理解していた人物がいかに多かったか痛感しました。有名な人物はもちろん知っていましたが、第二軍に属する人達は顔も知らずにいたことが悔やまれます。桐野利秋(中村半次郎)、川路 利良など小説では主役級の人も、今回初めて写真を見ました。

    歴史好きにはけっこう興をそそる本です。

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