カルメン [青空文庫]

著者 :
  • 青空文庫
  • 新字新仮名
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レビュー : 2
  • 青空文庫 ・電子書籍

感想・レビュー・書評

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  • 昨年、携帯電話をスマートフォンに替えたのと同時くらいに、『青空文庫』のビューワーをインストールして使っている。鞄から本を取り出してぱらぱらめくるほうが基本的に好きだけれど、こちらもいろいろな局面で楽しめる(会議中に人知れず読んでる、とか)ので、まんざらでもない。

    芥川の短編は結構読んでいるように思ったけれど、これは読んでなかったのでダウンロードしてみた。友人と劇場へオペラ『カルメン』を観に行ったときのひとこまに想を得たエッセイ。

    タイトルロールの女優の休演と、彼女にまつわるゴシップを耳にはさんだ、ほんの一瞬のエピソード。このゴシップの発端の現場に語り手はいたらしいが、この部分はとても幻想的に描かれていて、語り手の実体験かどうかはどうもはっきりしない。でも、ことの真偽はべつとして、平然と劇場にいる彼女と、その場で演じられているラストシーンが、シャープに組み合わされている。ごくごく短いものだが、目の前で演じられている悲劇よりもダークなものをあえて書かず、軽々とラストの数行に持っていく技に、もう、「うまいなあ」としかいいようがないです、いや本当に。

  • うーん物語としてはどうなんだろう。山も落ちもほぼない純文学らしいといえばらしいのかな

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