竜 [青空文庫]

感想・レビュー・書評

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  雪蓮花さんの感想

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  2023年8月18日

  「龍」 1919年（⼤正8年）
  
  　恵印と言う人は、蔵人で得業生であったものか。得業生になるにしても蔵人になるにしても、かなりのエリートである。そんな人がなぜ出家したのかはわからない。宇治拾遺バージョンを読んでも、それほど仏教に対して関心がなさそうである。
  
  　宇治拾遺バージョンでは実際の竜など出てこない。
  禅宗では「鯉が竜になること」が非常に重要な比喩であるそうですが。別にそういう含意もなさそうです。
  
  【題材となった古典作品】
  ☆『宇治拾遺物語』 巻11の6 「蔵⼈得業、猿沢池の龍の事」

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