僕の帽子のお話 [青空文庫]

  • 青空文庫
  • 新字新仮名
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感想・レビュー・書評

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  • 文豪が描いた世にも奇妙な物語。
    日本文学にはこんな作品も埋もれているのです。
    ブンゴウメールにて。
    キンドル版は
    https://booklog.jp/item/1/B009IX46XM

  • 2021年7月後半のブンゴウメール。
    小学生くらいの子どもの丁寧な言葉づかいに、とげとげした気持ちの表面が少しなめらかになるように、染み込んでいった。おとうさんおかあさんに対して、目上の人に使う言葉なんだなと、昔は当たり前だったんだと、親しき仲にも礼儀あり、親子でも節度を持った関係性だったのだと、作品とは直接関係ないそんなところが新鮮だった。
    お話の内容は…夢だったのかな?帽子が月になったり、狸が出てきたり、違う組の授業になぜか自分がいてしまう、いかにも夢っぼいところ、面白かった。帽子もちゃんとあって、しかも自分で持っていて、よかったね。

  •  夢の中なのか?それとも……なお気に入りの帽子と少年の話。少年と遊びたかったのか、狸が化かしたのか。途中の両親の幻影も気になるところ……。

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著者プロフィール

1878年、東京生まれ。札幌農学校卒業。アメリカ留学を経て、東北帝国大学農科大学(札幌)で教鞭をとるほか、勤労青少年への教育など社会活動にも取り組む。この時期、雑誌『白樺』同人となり、小説や美術評論などを発表。
大学退職後、東京を拠点に執筆活動に専念。1917年、北海道ニセコを舞台とした小説『カインの末裔』が出世作となる。以降、『生れ出づる悩み』『或る女』などで大正期の文壇において人気作家となる。
1922年、現在のニセコに所有した農場を「相互扶助」の精神に基づき無償解放。1923年、軽井沢で自ら命を絶つ。

「2024年 『一房の葡萄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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