HUMAN LOST [青空文庫]

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  • 青空文庫
  • 新字新仮名
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感想 : 3
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感想・レビュー・書評

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  • ずっと読みたかった作品です。太宰の思いが強く伝わってきました。精神病院での出来事や考えだったのかな、ギリギリの状態でした。生きることって上手くできないのはわたしも感じるので、太宰の作品は好きです。「笑われて 笑われて 強くなる」。

  • 精神病院の患者の手記の形式をとる。患者の入院から退院までの作品。
    人間失格の基とも言われているらしい。
    人間性喪失の烙印、銅貨のふくしゅう、妻の裏切りなど、人間失格にも表れる出来事が随所にみられるからだ。
    人間失格のような救いはないが、心に浮かんだありのままの様子をそのまま言葉にした感じ。ここにはお道化はいない。

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著者プロフィール

明治42年(1909年)青森県生まれ。小説家。1935年、「逆行」が第1回芥川賞の次席となり、翌年、第一創作集『晩年』を刊行。『斜陽』などで流行作家となるが、『人間失格』を残し玉川上水で入水自殺した。「乙女の本棚」シリーズでは本作のほかに、『待つ』、『女生徒』(以上、太宰治+今井キラ)、『魚服記』(太宰治+ねこ助)、『葉桜と魔笛』(太宰治+紗久楽さわ)がある。

「2023年 『駈込み訴え』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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