家庭の幸福 [青空文庫]

  • 青空文庫 (1999年1月1日発売)
  • 新字新仮名
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青空文庫 ・電子書籍

感想・レビュー・書評

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  • とある官僚のインタビューでの受け応えをラジオで耳にした作家──彼が繰り出す鋭利な舌鋒(筆鋒と言うべきか)には、もう感心するばかり。

    ラスト、トドメの“最後の一句” は、まさに大向うを唸らせる。もしくは、ははっと嗤ってしまうかもしれない。

    カント風に云うならば、「理性の私的利用」をしてしまっている人間の未熟さを、太宰は天才的な言葉の反応で切り取って見せてくれる。

  • 最後の一文がいい
    短いのでおすすめ

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著者プロフィール

1909年〈明治42年〉6月19日-1948年〈昭和23年〉6月13日)は、日本の小説家。本名は津島 修治。1930年東京大学仏文科に入学、中退。
自殺未遂や薬物中毒を繰り返しながらも、戦前から戦後にかけて作品を次々に発表した。主な作品に「走れメロス」「お伽草子」「人間失格」がある。没落した華族の女性を主人公にした「斜陽」はベストセラーとなる。典型的な自己破滅型の私小説作家であった。1948年6月13日に愛人であった山崎富栄と玉川上水で入水自殺。

「2022年 『太宰治大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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