感想・レビュー・書評
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死のうと思った主人公が、自分の死についてあれこれ考えてウロウロする話。こういう太宰治が好き。結局ナルシストなんだよね。ああ見られたい、こう見られたいって演出してる。それが愛おしいし、何処か共感する。
死んだ時、一文無しだと嫌だなと思って倹約したり、「また会った時は」って約束したら相手は自分の死後に後悔するんだろうなって考えたり。
オチまで読んで、クスクス笑いながら、これぞ太宰治だなぁと思った。自分のすぐ近くまで寄ってくる作家だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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