フォスフォレッスセンス [青空文庫]

著者 :
  • 青空文庫
  • 新字新仮名
3.67
  • (1)
  • (2)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 14
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • 青空文庫 ・電子書籍

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 夢の中でさまよう太宰治
    幻想的な気分になれる短編小説

  •  実質再読。夢か現か。夢分析を少しだけかじったことがある身にとっては「あながち間違ってないんだよなあ」って気持ちになる。
     現実的に見れば、夢と現実の影響だと言って冷静に切り捨てられる。夢想的に見れば、不思議な感覚に陥る。タイトルの意味を考えるならば、私は夢想的に考えたい。

  • 思ったよりも短い話であった。夢と現実が入り混じるところなどは少し読みながら理解するのに時間が必要だった。ただ、この夢と現実というテーマは文学の中で色んな人々が取り上げたものである。わたしは、読みながら胡蝶之夢を思い出していた。最近の夢は、カラーテレビが主流になっていることから色付きで、明晰夢でもない限り夢と本人が気づくことはない。夢がもう一つの現実というのも強ち間違いではないかもしれない。
    ラストの「フォスフォレッスセンス」という台詞は印象的で、したり顔で自慢げに呟く男の顔がありありと思い浮かんだ。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

1909年〈明治42年〉6月19日-1948年〈昭和23年〉6月13日)は、日本の小説家。本名は津島 修治。1930年東京大学仏文科に入学、中退。
自殺未遂や薬物中毒を繰り返しながらも、戦前から戦後にかけて作品を次々に発表した。主な作品に「走れメロス」「お伽草子」「人間失格」がある。没落した華族の女性を主人公にした「斜陽」はベストセラーとなる。典型的な自己破滅型の私小説作家であった。1948年6月13日に愛人であった山崎富栄と玉川上水で入水自殺。

「2022年 『太宰治大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

太宰治の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×