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感想・レビュー・書評
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学者アラムハラドの底本のタイトルだった気がする。
静謐で冷たい鉱物質な世界。なのに光と色、躍動的な時間の変動が木霊する不思議なツェラ高原。彼の心の景色。心象。
彼の心はもう地上から羽ばたき宇宙の中へ飛び込んでいた。インドラの網――そうとしか彼は表現しようがなかった。そこから立ち戻ってきた彼の願いを描く銀河鉄道とは違い、そこを見てしまった彼の心の叫びが静かな高原に響き渡っている。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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