賢者の贈り物 [青空文庫]

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  • 青空文庫
  • 新字新仮名
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  • 賢者の贈り物  オー・ヘンリー著

    この作品は、1905年12月10日にオー・ヘンリーによって描かれた短編小説である。内容は、貧しいジェイムズ・ディリンガム・ヤング夫妻のクリスマスでの出来事が描かれている。貧しいヤング夫妻はクリスマスのプレゼントをお互いに買う為に、貧しい生活ながらもプレゼントをお互いに買うためにお金を工面しようとした。
    ヤング夫妻には、貧しいながらも他の家に誇れるものが二つあった。一つ目は夫であるジムが持っていた金の懐中時計である。それは祖父と父から受け継いだものであり、町でも有名なほど価値のある時計であった。二つ目は妻のデラが持つデラの美しい髪の毛であった。デラの髪の毛は、夫妻が誇るとても美しい髪の毛であった。
    そんな妻のデラは夫ジムに、その金の時計を吊るすプラチナの鎖を贈り物として買うため、自分の持つ長い美しい髪の毛を町の髪の毛を買い取る商人である、マダム・ソフロニーに売ってしまう。一方で夫のジムは、デラが欲しがっていた鼈甲の櫛を買うために、大切にしていた自慢の金でできた懐中時計を質に入れてしまった。
    物語の結末では、一見愚かに思われたお互いを思って行ったこの行き違いが、この夫妻にとってとても賢明な行為・判断であったと結ばれた。
    この「賢者の贈り物」(原題=The gift of the Magi)は、オー・ヘンリーの代表作となる短編小説である。
    また2001年にはテレビドラマ「賢者の贈り物」が放送され、そして日本では1980年代にC Mでこのストーリーが引用され認知度が広まった。

  • 国語ではなく英語の教科書で読んだ気がしますこれは、心地のいい訳ですね

  • この話は貧しい夫婦のクリスマス・イブに起こったお話である。二人には貧しいながらほかの人に誇れるものがあった。それはデラの美しい髪とジムの先祖代々受け継がれてきた金時計である。二人はお互いへのクリスマスプレゼントを買うためにその誇れるものですら売ってしまうのである。
    度々出てくる1ドル87セントという言葉がクリスマスプレゼントを買うためにデラが美しい髪を売るしかなかった経済的な仕方なさを強調しているのではないかと思った。
    また、デラが美しい髪を売るのを決意した場面でそのうちに涙が一粒、二粒、すりきれた赤いカーペットに落ちましたということからいつの時代も髪は女の命のようなものだという考えが存在するようにベラにとっても美しい髪は貧しい生活の中でも誇れる大事なものであったのではないか。その大切の髪を売ってまでジムへのクリスマスプレゼントを買ったことにデラのジムに対しての深い愛情が表れているのではないかと思った。ジムもデラと同じように先祖代々受け継がれてきた金時計を売ってまでしてデラへのクリスマスプレゼントを買ったところに深い愛情が表れていると思った。結果として、二人はすれ違ってしまうことになってしまったがお互いを思って贈り物を選んだという相手を大切に思う気持ちこそが素敵な贈り物になったのではないかと思った。

  • 高野に恋愛の何たるかを学ばせたい人たちによる課題図書Vol.5。これはだいぶハートウォーミングストーリーでした。それぞれ勧める人の性格が顕れていて非常に面白い。

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著者プロフィール

結城浩 1963年生まれ。
プログラミング言語、デザインパターン、暗号、数学などの分野で入門書を執筆。
代表作に、『数学ガール』 シリーズ、『暗号技術入門』などかある。
J.S.バッハの「フーガの技法」が大好きな、プロテスタントのクリスチャン。
2014年度日本数学会出版賞受賞。

「2021年 『Java言語で学ぶデザインパターン入門第3版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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