虞美人草 [青空文庫]

著者 :
  • 青空文庫
  • 新字新仮名
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感想 : 4
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  • 会社から駅までのバス限定、勝手に「漱石を読み切ろう」シリーズ。
    青空文庫化されている夏目漱石作品を年代順に読む、
    会社から駅までのバス正味15分弱、しかも座れたときだけ。

    虞美人草は、昔、国語の授業で漱石の作品としてタイトルだけ見聞きしただけで内容は全く知らず。

    半分弱読んだ辺りで登場人物が混乱してきて始めから読み直した。
    メモアプリを使って登場人物の特徴、相関をメモしながら。
    そんなメモもiOSのアップデートをしたら、他のメモと合わせて全部消えてしまった。
    その時には7割方、しかも前半はちんぷんかんぷんだったにしろ一度読んでいたので主要人物は把握していたのでメモが消えたことは大した問題ではなかった。

    読みながら甲野さんの誠実なるが故の悲しい物語かと思っていたので藤尾の死は意外だった。
    同じように宗近くんが最後に大活躍するとも思わなかった。

    途中で読み返したせいもあるけど正味12ヶ月弱、じっくり読めて面白かった。
    長時間かけて読んでいたせいで、途中でNHK教育 名著de こころを見たのだが、案の定「こころ」を読みたくなった。
    まだまだ「こころ」には達しないな。

著者プロフィール

1867(慶応3)年、江戸牛込馬場下(現在の新宿区喜久井町)にて誕生。帝国大学英文科卒。松山中学、五高等で英語を教え、英国に留学。帰国後、一高、東大で教鞭をとる。1905(明治38)年、『吾輩は猫である』を発表。翌年、『坊っちゃん』『草枕』など次々と話題作を発表。1907年、新聞社に入社して創作に専念。『三四郎』『それから』『行人』『こころ』等、日本文学史に輝く数々の傑作を著した。最後の大作『明暗』執筆中に胃潰瘍が悪化し永眠。享年50。

「2021年 『夏目漱石大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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