京に着ける夕 [青空文庫]

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  • 青空文庫
  • 新字新仮名
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  • ぜんざいのくだりから、唐突に入る「子規は死んだ。」の一分にはっとする。

    「ぜんざいは京都で、京都はぜんざいであるとは余が当時に受けた第一印象でまた最後の印象である。子規は死んだ。余はいまだに、ぜんざいを食った事がない。」

    文章の始まりから最後まで、静かに翳る子規の影。
    大切な人が亡くなったら、ああ、こういう感じなのだろうと思うのです。

  • 寒々しき京。子規ときた十四年前に見た赤いぜんざいの提灯が京として記憶されている。子規はもういない。凍てつくほど寒い。淋しい。

    圧倒的な筆力、日本語力でさすが夏目漱石先生です。

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著者プロフィール

夏目漱石(なつめ そうせき)
1867年2月9日 - 1916年12月9日
江戸・牛込馬場下(新宿区)生まれの小説家、評論家。本名は「夏目金之助」(なつめ きんのすけ)。1890年、帝国大学文科大学英文科に入学。1895~96年には『坊っちゃん』の舞台となった松山中学校で教鞭を執る。1900年、イギリスに留学。1905年、『吾輩は猫である』を俳句雑誌「ホトトギス」に連載し始め、作家活動を本格的に開始。1907年、朝日新聞社に入社。以降、朝日新聞紙上に『三四郎』『それから』『こころ』などの代表作を連載。日本の文学史に多大な影響を与えており、作品は多くの人に親しまれている。学校教科書でも多数作品が採用されている。

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