教育と文芸 [青空文庫]

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感想・レビュー・書評

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  • 『教育と文芸』というタイトルに興味を惹かれてこの本を読んだ。ほかの夏目漱石の小説に比べて、とても短く書かれており非常に読みやすい一冊であったように感じる。
    これは夏目漱石が考える教育とは何かについて書かれている。また夏目漱石が長野県会議事院に招待されたときに文学と教育について実際に講演したときの内容が書かれており、常に教育に文学は必要ないということを否定している人である。彼は教育で徳育教育を最も大事と考えており、それについてもこの一冊の中で触れている。また夏目漱石はイギリスへの留学経験をしたり、英語教師として実際の教育現場に携わってきた人なので、このような講演をすることができたのではないかと感じた。また、イギリスと日本の文化についても非常にユニークな表現で描かれており、とても興味深い内容であった。

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著者プロフィール

1867(慶応3)年、江戸牛込馬場下(現在の新宿区喜久井町)にて誕生。帝国大学英文科卒。松山中学、五高等で英語を教え、英国に留学。帰国後、一高、東大で教鞭をとる。1905(明治38)年、『吾輩は猫である』を発表。翌年、『坊っちゃん』『草枕』など次々と話題作を発表。1907年、新聞社に入社して創作に専念。『三四郎』『それから』『行人』『こころ』等、日本文学史に輝く数々の傑作を著した。最後の大作『明暗』執筆中に胃潰瘍が悪化し永眠。享年50。

「2021年 『夏目漱石大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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