感想・レビュー・書評
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今まで読んだことはありませんでしたが、あまりに有名な作品なので一通り読でみることにしました。猫の気持ちが。分かりました。ネタバレになるのであまりいえませんが、とてもおもしろかったです。お勧めの書籍です。
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あまりに有名過ぎて読んだつもりになっていたけど、実は最後まで読んだことがないことに気付いたので、ちゃんと一通り読んだ。書き出しはあまりにも有名だけど、ラストシーンを知っているひとは意外に少ないんじゃないかな。
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小学生で坊っちゃんを挫折してから手をつけられなかった作品。まぁ、有名どころだし、読んでみようかな、と。
結論、読みにくい。何が言いたいのかよくわからない。長い。その点、坊っちゃんの方が読みやすかった。
と、批判ばかりしても仕方ないので…。
漱石の考え方が猫の視点をとおして面白おかしく描かれている感じ。変な人物の変な話はかり。でも人間のある部分を誇張したらこうなるのかなと思ったり、馬鹿馬鹿しいようで意外となるぽどと思わせられたり。例えば自殺の話なんて、ちょっとわかる気がしてしまう。
そして衝撃のラスト。意外。なんていうブラックユーモア。直前の自殺の話と関連しているのがまたなんともいえない。実際、ここを読んだだけでも意味があった気がする。
さーて、このラストについての論文探してみようかな。 -
20120323読み終わった
本の虫だった私を読書から遠ざけた諸悪の根源。12歳の子どもにはあまりにもつまらなかった。それっきり、読書量は目に見えて減った。時を経た今、再読してみて、こんなにクスクス笑える小説だったとは驚きである(結末は衝撃だった…ブラックユーモア)。20年ぶりに和解した漱石さんは、鴎外と時期は違えど同じ明治時代にイギリス留学の経験がある。欧米に対する批判的な論調が見受けられるのは、神経衰弱に陥って帰国したといわれるように留学経験が良い想い出として残らなかったせいもあるんだろう。●10代の認識と好き嫌いが、年を重ねると覆ったり改まったりすることがある、一例となった。どこかで「『猫』がおもしろくなるのは30代」と聞いた。この年齢だからこそ分かるおもしろさもある。いままでとは質の違う楽しみ方を発見するのも、年を重ねる醍醐味なんだろうなと思う。 -
猫の視点から見た日常風景と描写が、とにかく面白い。しかし、いかんせん長すぎて、全部読む気にはなれなかった。
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「吾輩は猫である」を青空文庫からiPad2にて読む。
夏目漱石作品は、「こころ」「夢十夜」に続き三作目。
「吾輩は猫である」は有名な冒頭部分しか知らなかったで、
初めて全篇を読了。
しかし、随分と冗長で理屈っぽい猫の語り口が、
読み進めるのに抵抗が出てしまい、
読み終えるまでに時間がかかってしまった。
猫目線で見た主人である苦沙弥や迷亭、寒月、東風などなど
たくさんの愛すべき変人たちをオモシロオカシク描いてる。
当時の文化などを知るきっかけにもなる。
並行して猫の日常をも織り交ぜてはいるのだけど、
決して猫の話ではないなと。
猫で居ながらにして、猫でないような存在。
冗長で理屈っぽし。むしろ屁理屈とでもいうべきか。
突然訪れるラストシーンの猫の悲劇。
おかしみをたたえたまま描写されてるけれど、
とても怖いのですが…
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夏目漱石の作品





