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- 青空文庫 ・電子書籍
感想・レビュー・書評
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この作品も自分の教養のなさを棚に上げて、読みにくいと思った。
読み方も良くない。会社からの帰路のバス、時間にして20分弱。
座れた時のみ読む。だからヒドいときは間隔が2週間ほど空いてしまうときもある。
中盤の記憶がほとんどない。たかだか100年前の文章を理解できないなんて情けなくなる。
だが、後半、急に引き込まれた。
以降はクライマックスにかけ集中して読むことが出来た。
その引き込まれたのが次の文だ。
「政治家は一大事業をしたつもりでいる。
学者も一大事業をしたつもりでいる。
実業家も軍人もみんな一大事業をしたつもりでいる。
したつもりでいるがそれは自分のつもりである。
明治四十年の天地に首を突き込んでいるから、したつもりになるのである。
-一弾指の間に何が出来る」
道也先生の演説の一部である。
100年後の今でも的を得ている。
これはメモしておかねばと手帳に写した。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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