夢十夜 [青空文庫]

著者 :
  • 青空文庫
  • 新字新仮名
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本棚登録 : 109
感想 : 13
  • 青空文庫 ・電子書籍

感想・レビュー・書評

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  • 基本的に全10夜、死にまつわる話。美しい話もあれば不気味な話もあるし、ユーモラスなものまである。
    漱石先生の過不足なく話をまとめるところは本当にすごいと思う。

  •  現在では使われない言い回しが非常に多く、語彙の勉強になった。
     第三夜の辻褄があっていなくても何故か心が納得してしまう様は、上手く夢の世界を表現していてまるで自分も夢を見ているかのように感じた。

     しかし、私はこの作品全体から夏目漱石が何を伝えたいのかが分からなかった。第一夜から第九夜までに内包された共通の意味がありそれが第十夜で明かされるのかと思ったがそういうわけでもなく、それぞれの夢は独立したものであるようだ。これでは各夜の数字を入れ替えても成立してしまうのではないか。
     美しい文章、たくみな言い回しを表現する上で何をやっても許される夢という舞台は万能で都合がいいのだろうが、個人的には好きではない。
     

  • 名作朗読CDで耳にしたのがきっかけ。

    夢の世界だけあって、どこかふわふわして、どこか不気味で。
    本当に夢の中で見たものを描き出したのかと思うほど。
    言葉遣いも勉強になる点が多く、あっという間に読み終えてしまう作品。

  • 第一夜が気になって読んでみました。
    夢特有の訳の分からなさがリアルでした。
    実際に漱石が見た夢なのか気になります。

  • 中学生の頃に運慶の話を読んだが,そういえばそれ以外の話はどんなだっけか? と思い,KIndle 購入を期に読んでみた。ふわふわした話がほとんど (夢の話だから?) で良く分からないものも多いが,しばらく Kindle に置いておこうと思う。

  • 青空文庫のアプリを携帯に入れたので早速。
    夢の断片を描いたような十編の物語。突然始まって突然終わるところがまさに夢的。短くて読みやすいし、幻想的な雰囲気がいい。
    第三夜、第七夜、第八夜がお気に入りです。特に第七夜は、一歩踏み出すも勇気、そこにとどまるも勇気、踏み出してしまえば後には引き返せない恐怖…色々思うところがありました。深いなぁ。

  • 中学校だか高校だかで『第一夜』を授業で勉強して、『第十夜』をオマケで読んだ気がする。全部読んだのは初めて。

    「死」にまつわる話が多いと、思ったら、え? 全部? そう? 仁王像の話は???
    (自分の読解力のなさに絶望しそう)

    文体が非常に美しい。『第一夜』の女の描写はもちろんですが、『第七夜』の船から飛び降りる話や、『第九夜』のお百度参りする子連れ妻の話も好き。

  • 解釈は難しいのですが、個人的には第1夜と第7夜が好きです。
    真っ暗な海に落ちていく描写が切なく、そして静かで、あぁ、終わってしまうんだという感じがすごい。

  • 20120323読み終わった

  • 2,3年前から読みたい読みたいと思っていた本。ヘタリアの同人誌に出てきたのがきっかけ…
    これは夏目漱石が実際に見た夢なのかしら。だったら面白いなあ。
    天探女ってのは現代語訳したら何になるのかね。まさか天邪鬼ではあるまい。

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著者プロフィール

1867(慶応3)年、江戸牛込馬場下(現在の新宿区喜久井町)にて誕生。帝国大学英文科卒。松山中学、五高等で英語を教え、英国に留学。帰国後、一高、東大で教鞭をとる。1905(明治38)年、『吾輩は猫である』を発表。翌年、『坊っちゃん』『草枕』など次々と話題作を発表。1907年、新聞社に入社して創作に専念。『三四郎』『それから』『行人』『こころ』等、日本文学史に輝く数々の傑作を著した。最後の大作『明暗』執筆中に胃潰瘍が悪化し永眠。享年50。

「2021年 『夏目漱石⑤-2 それから』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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